第一子出産後、4回連続の妊娠初期流産、そして現在5回目(第一子出産後)の妊娠中のブログ運営者ララです。
今回で3回目の体外受精、初めて2つの凍結胚を戻しました。その理由と、気持ち、望み、不安について私の体験談をお話します。
最初の体外受精は、何もが順調
最初の体外受精は36歳3ヶ月の頃でした。
そして、初めての妊娠、そして無事に出産。
妊活クリニックに通い、一通りの検査が終わった時点で、自ら体外受精を希望し、初体外受精で妊娠。あまりにも何もかがスムーズで妊活自体、あまり頑張ったという自覚がありません。妊娠するまでも無駄がなくスムーズで、精神的に落ち込むこともありませんでした。
また妊娠後の経過も良かったので、出産まで、本当にスムーズでした。
この頃は、二人目もこんな感じで、体外受精でスイスイと思っていました。まさか、不育症で、4回もの流産をし、妊活でこんなに苦労するとは、全く思っていない、お花畑ルンルン時期です。
予想外の自然妊娠。しかし稽留流産
二人目妊娠は、予定外の自然妊娠でした。
結婚して1年で妊活しなかったので妊活クリニックを訪れた訳ですが、私は自然妊娠しづらいと思っていました。
なので出産後も、特に避妊していず、、、
二人目妊娠の時期として、夫婦ともに心の準備ができていなかったのが現状です。
その頃、第一子は10ヶ月。すでに海外への引っ越しが決まっており、そのまま出産へ向かうとしたら、妊娠ハチカゲツでの飛行機移動です。いきなり到着した海外で、妊娠後期の妊婦を受け入れる病院がすぐに見つかるかも不安でした。
ただ、この妊娠は、最初から経過が悪く、繋留流産となりました。繋留流産判定後、一ヶ月待ち、自然流産します。
この時、流産はしたものの、初期流産はよくあることで、たまたま運が悪かった程度にしか思っていませんでした。
2回目の体外受精、最初から経過が悪め
その後、海外引越前に、体外受精。
陽性となったものの、妊娠8週の時点で、心拍はちょっと弱め、かつすこーし小さめでした。
この時点で、過去の流産の体験からも、なんとなく嫌な予感。
結局、海外到着後12週頃に検査しましたが、繋留流産。
この時から、不育症を強く疑います。
その後、2回の自然妊娠。妊活すると、わりとすぐ妊娠できていた
その後、2回の自然妊娠をします。
いづれも、意識した妊活としてタイミング法を続けると、3ヶ月以内には妊娠。いづれも初期流産してしまうものの、妊娠は自力でできると実感します。
3回目の流産後、不育症検査を行うが原因不明
3回目の流産した時点で、不育症を認識。その後、子宮のチェック、血液検査をしますが、特にこれという理由は見つかりません。
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自然妊娠を狙うが、妊娠できない
4回目の流産後、妊娠しないことには何も始まらないと妊活を再会。
しかし、妊娠しません。
そして、生理のときの出血量がやけに少くなりました。
この年、40歳となり、一気に女性の身体としての衰えを感じました。
生理の血液量の急減からも女性ホルモン分泌が減少したのではと、勘ぐります。
妊活を半年過ぎた頃、日本帰省での体外受精を検討し始める
妊活も半年以上過ぎた頃、次の日本帰省で体外受精しようと考えます。
チケットを購入してから、実際の出発まで約7ヶ月ありました。費用の面から、出発前の自然妊娠を願いましたが、やはり妊娠しないままの帰省となりました。
最後の流産からタイミング法を試して1年。妊娠しなかっことになります。
本題!なぜ、2つの凍結胚を戻すことにしたのか?
さて、ここからが本題。なぜ、2つの凍結胚を戻す決意をしたか?
私が通っていたクリニックは、母体へのリスクの面から、複数を戻すことを積極的に勧める方針ではないクリニックに属すると思います。
日本到着後、体外受精を目的とした初めての検診の際、2つの凍結胚を戻す旨は、先生から勧められたのではなく、私から先生に希望を出しました。
これは、日本へ向けて出発前から夫とも話して、決めていたことでした。
理由>年齢を考え、1回で妊娠できる自信がない
今回、双子を授かりたいというより、母体の生理面での衰えを感じ、前回の体外受精のように一回で妊娠できる自信がなかったことが大きな理由です。
日本に住んでいたら、駄目なら、またチャレンジできますが、滞在期間が限られているので、私の体外受精移植のチャンスは一回だけです。
費用のことよりも、一回にかける成功率をあげたかったのです。今回がだめな場合は、また一年後の帰省時期になります。
- 母体の年齢は、どんどんあがり、この一年の差が妊娠可能性に対して、大きな差にもなり得ます。
- 今回は2ヶ月の帰省でしたが、来年も2ヶ月帰省できる保証はありません。
それ故、一回の妊娠率を上げる必要があったのです。
現実的な不安①車を買い換えないと、、、
そうは決めても、現実的には不安がありました。
現在の車は、5人乗りですが、小さめの車で、息子のジュニアシートの他、2つのベビーシートをつけると、大人がもう一人乗るスペースがありません。つまり、双子が産まれた場合は、車を買い替える必要があります。
現在、プロジェクトの途中で、収入が入ってくるのは早くて1年先です。車を買い替えるタイミングとしては、家庭の経済的に厳しいのが現実です。
現実的な不安②双子出産のリスク
また、双子を育てることの不安ではなく、出産への不安がとても大きかったです。ご存知の通り、双子出産は母子ともに健康への高いリスクがあります。
私は日本での検診で、子宮の一部に皮膚が薄い箇所が、あると指摘されました。これまで、何度も子宮の検診がありましたが、指摘されたのは初めてでビックリしました。
先生に、子宮が薄いことへの影響を質問すると「子宮破裂の可能性がある」とのことでした。双子の妊娠の場合、子宮には1人以上に負荷がかかります。なので、この点がとても心配だったのです。
現時点での治療方法は、次の出産の時(帝王切開)、薄い部分を切り除いてもらうとのこと。現時点で、すぐにできる治療はなく、このままの状態で体外受精に進むしかありません。
また、出産の時は、こういう子宮の状態だから「絶対に帝王切開にしてね」と先生に指導を受けました。
現実的な不安③生まれる双子の低体重
子宮の負担をかけないため、双子は早期に帝王切開することが多いようですが、低体重で生まれざる得ないことも多く、赤ちゃんへの負担は大きなものです。
更に、私の場合は子宮破裂のリスクがあるので、通常以上に、更に早く取り出す必要があるかもしれない。つまり、更に低体重で産まれる可能性があるかもと、心配だったのです。
私は、息子の治療で小児外科に通っている時期があったのですが、そこで何組かの通院中双子を目にする機会がありました。そこでは、成長がかなりゆっくりめの赤ちゃんや幼児を目にすることがあり、双子出産のリスクを目の当たりにした経験があります。
見かけた例で言うと、一人の子供は2歳ぐらいに見えるのですが、もう一人の子が生後半年ぐらいのやせ細った赤ちゃんの大きさで、酸素などの色々な管がついているケースなどです。
低体重で産まれると、脳や体の発達において、初期に多くの問題を抱えるケースが多いようです。それ故、双子妊娠の可能性(低体重で出産する可能性)には、かなり挑む気持ちが高かったです。
結果的には、1人妊娠継続
2つの凍結胚を移植しましたが、結果的には2つとも着床。しかし、1人がバニッシングツインで最初から小さく胎嚢だけで成長が止まってしまいました。もう1人は、現在妊娠10週で継続しています。
この写真(妊娠5週6日)では、左の黒いのが、成長しなかったもう一人です。右の三角ぽい胎嚢の中には、白っぽいリング卵黄嚢が見えています。
現在のエコー(最新は妊娠8週6日)でも、この片割れは残っていますが、この時からほとんど変化がなく中身のない袋の状態です。バニッシングツインは自然に体内に吸収されるそうです。
「双子妊娠リスク」と「残りの人生、妊娠しない可能性」を比べての決断
2つの凍結胚を移植したのは、妊娠率を上げることが目的でしたが、結局、一人が妊娠継続していることに、正直、安堵しています。
そんなに不安なら、最初から2つ戻すなと思われる方もいらっしゃると思います。
ただ、先ほどの説明通り、年齢が年齢だけに、そして海外在住で、日本国内での体外受精チャンスは少ないので「双子妊娠リスク」と「残りの人生、妊娠しない可能性」を比べた時、「双子妊娠リスク」取ったのが、今回の決断です。
これが第一子を出産していなく、子供のいない状態かつ、41歳でしたら最初で最後の出産可能性になるので、双子妊娠は危険は承知でも心からウェルカムだったと思います。
ただ、健康上のリスクだけではなく、経済的なことも考えると第一子がすでにいる私の状況では、一人だけ妊娠継続して安心しています。
先ほど、チャイルドシートを2台追加できる車を持っていないと挙げましたが、それだけではなく、私たちは国際結婚で、日本とスペイン間を行き来します。その時、5人家族だと飛行機で人並びで座れないなとも考えていたりもしました。更には、毎年の帰省費用が高い、、、とも考えていました。
現在の妊娠経過
今日現在、妊娠10週5日です。明日、2週間ぶりの検診があります。
私は、4回の流産をしている不育症なので、妊娠して安心ではなく、いつ成長が止まってしまうのか、毎日が不安です。そして祈る気持ちでいっぱいです。
どうか、明日の検診も赤ちゃんが元気に育っていることが確認できますように!!!
写真で追う、妊娠経過
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