妊娠6ヶ月最後の週、23週となりました。
妊娠週ごとのブログで、日々の体調変化を、ほぼ1日ごとに記録していましたが、妊娠初期のように体調変化(つわり具合や食欲等)が激しくないので、日毎の記録ではなく、週の記録として残していきたいと思います。
→妊娠24週ブログ「胎動が激しい!産まれてくる子は癇が強い!?」を読む
スポンサーリンク
妊娠23週の胎動
毎日、胎動をしっかりと感じています。
胎動を感じ始めた初期のようなグニャっとした小魚がお腹の中で動くような感覚、もしくは胃が動くような感覚ではなく、お腹の中からグリッとえぐるような感覚に変わっています。
胎動頻度を計測するため、初めて胎動数カウンターを携帯電話にダウンロードしてみました。その結果、私の胎動頻度は、こんな感じです。
胎動10回を感じるのにかかった時間
妊娠23週0日 04:20
妊娠23週1日(同日1回目) 04:50
妊娠23週1日(同日2回目) 31:32
妊娠23週2日 09:35
妊娠23週3日 08:17
妊娠23週4日 08:34
妊娠23週6日 08:26
妊娠23週1日では、2回計測しましたが、同日でも動きが活発な時と、緩やかな時があります。
胎動カウンターを使うと、感覚ではなく、実数として胎動頻度がわかります。なので、週数毎や、妊娠毎(個体差)に、胎動頻度がどのように変化するか正確に追うことができて、かなり役にたちます。
「胎動頻度が落ちたかも」と心配になった時でも、感覚ではなく、数字で追えるので、医師に伝える時も正確に伝えられますね。
ちなみに現在は、第二子妊娠中ですが、第一子妊娠時の胎動記憶って、曖昧なんですよね。「よく動いてグリグリと痛かった」ぐらいで、当時はブログなどもつけていなく、いつから胎動が始まり、妊娠23週では、どの程度の頻度と強さだったかなんて、全く覚えていません。
ちなみに、胎動は妊娠7ヶ月ぐらいが最も活発になるようで、来週から突入する妊娠24週(妊娠7ヶ月第1週目)が楽しみでもあります。
妊娠8ヶ月以降からは、赤ちゃんが子宮の中で動けるスペースが狭くなるので、徐々に胎動頻度は減っていくそうです。
帝王切開か自然分娩かで悩みまくる
私は、第一子を日本で緊急帝王切開で出産しています。
破水をして病院に駆け込み、その数時間後に陣痛も始まりました。その後、力むところまでいったのですが、なかなかお産が進まず、私の体力消耗も激しく、帝王切開に切り替えて、出産しました。
陣痛が始まって分娩室への移動から、帝王切開手術まで約12時間でした。
現在、通うスペインのクリニック医師は「どちらでも良い。私次第。」という感じで、どちらか一方を強く勧めることもなく、「帝王切開」と「自然分娩」の間で、とても迷っています。
「自然分娩で産んでみたい」という憧れも強いものの、第一子を帝王切開で出産しているので、第二子を自然分娩(VBAC)で産むことは子宮破裂のリスクが約3倍高くなるということで、不安も感じています。
ちなみに、帝王切開後の経膣分娩をVBACと呼びます。VBACについては、別記事にて徹底解説しています。
自然分娩(VBAC)の選択肢が増えた
今回の妊娠は、日本で体外受精しています。
その際、担当医師より、子宮に薄い箇所があるので帝王切開を薦められています。なので、次の出産も帝王切開のつもりでいたのですが、スペイン医師からは、自然分娩前提で検診が進められていて、私が日本で帝王切開が奨められたことを伝えるまで、帝王切開はオプションとして話に上がってもいませんでした。
そんな背景もあり、私の中で「自然分娩」の選択肢が増えてしまったのです。
一度、選択肢が増えると、やはり自然分娩への憧れも強くなってしまいました。
更に、スペインでは無痛分娩が一般的となっているので、日本では痛みに耐えられなかった私でも耐えられそうな気がしてしまったのです。
自然分娩と帝王切開。リスクと利点
一番大切なのは、母子ともに安全であること。
自然分娩と帝王切開では、どちらにもリスクと利点があります。
自然分娩の利点
自然分娩の利点は、出産後の治癒が早い事。
また、母親の精神的なトラウマも生まれにくいと言われています。帝王切開で産んだ場合「ちゃんと産んであげられなかった」とトラウマ的に感じてしまうお母さんもいるようです。
帝王切開後のトラウマ。育てている内に、どうでもよくなった
この辺りは、ドラマ「コウノトリ」でもトピックの1つにあり、緊急帝王切開で産んだ私にも記憶があります。産んだ直後「きちんと、下から産みたかった」「早く、諦めすぎてしまったのでは」とトラウマ的に悲しく、切なくなってしまいました。
ただ、実際に子育てを初めてみたら、どうやって産んだかは、全く気にしていなく、出産直後に感じたようなトラウマ感は全くありません。
大切なのは「産み方ではなく、育て方」であって、我が子が元気に育ってくれたら、それで良いのです。
もし、あなたが、これから計画帝王切開が予定されていて、落ち込んでいるのなら、どうぞ心配しないでください。
「産み方」で「子供の性格がネガティブになったり、生まれた時点からネガティブなトラウマができる」なんて、嘘です!!!!
あくまでも、子供の性格を作っていくのは、あなたの育て方。あなたの愛情の注ぎ方です。だから、大丈夫!
安全に産んであげるのが一番!
自然分娩のリスク
ただし、帝王切開後の自然分娩(VBAC)の場合は、子宮破裂のリスクが高くなり、母子共にリスクが高くなります。
その為、緊急帝王切開に備えた準備と、産まれたばかりの乳児にリスクがあった場合、同じ病院内にNICU(新生児集中治療室)があるのが、自然分娩(VBAC)の条件となります。
実際に、裁判となったケースでは、自然分娩(VBAC)陣痛後の母子のモニタリングに過失があり、緊急帝王切開に変更。帝王切開を行った病院には、NICU(新生児集中治療室)がなく、大きな病院に移動。結局、産まれた乳児は7ヶ月半後には亡くなってしまいました。
赤ちゃんの両親は、医師と病院に対して、不法行為又は診療契約上の債務不履行に基づき損害賠償請求をしました。結局、両親が勝訴し、慰謝料等4000万円以上が裁判所によって認められました。
この裁判についての詳細は、こちらの記事を参照にしています。
この裁判ケースの通り、自然分娩(VBAC)を行う場合は、通常のお産以上に、医師と病院側での設備と準備が必要となります。どこかに漏れがあると、まさかのケース(子宮破裂)が起きた時、最悪のシナリオに転じてしまう可能性も高くなります。
帝王切開の利点
帝王切開の利点は、自然分娩(VBAC)に比べて子宮破裂のリスクが低いことです。
また、出産日が調整できるという点にも利点があります。私のように、出産予定の病院まで約1時間。夫は、市内で働いているので、急に陣痛が始まった時に、駆けつけるのが難しい。近くにタクシーをすぐ呼べるような場所に住んでいない(過疎地など)場合など、出産日を調整できるのは安心です。
また、保険に加入している方の場合、帝王切開では保険金が支払われます。保険のタイプにもよりますが、手術費用、入院費用等が該当。女性特約をつけている場合、その対象にもなります。第一子出産の時は、約15万円弱の保険金を受け取りました。自然分娩の場合は、保険支払い対象となりません。
帝王切開のリスク
子宮にメスを入れるので、出産後の治癒は遅く、また次の妊娠までに期間を十分に明ける必要があります。次の妊娠まで最低1年と言われています。
「高齢出産だけれど、もう1人子供が欲しい」そんな方には、年齢的なタイムリミットで、待機期間がもどかしく感じる方もいるでしょう。
また「帝王切開での出産は2回まで」が安全に出産できると言われています。実際に、帝王切開で3回以上の出産している方はいるものの、帝王切開の度に子宮に傷がつくので、帝王切開の回数を重ねるほど、子宮破裂リスクが高くなり、お産リスクが高くなります。
また、傷跡が残るのは、ネガティブな点の1つでしょう。ケロイド状になってしまう方もいるようです。
私も、出産直後は、傷跡をすごく気にしていました。実は、皮膚科にも一度、行ったことがありますが、特に特別な治療をしたこともなく、現在に至ります。
現在、出産から4年半経ちましたが、傷跡はあるものの、ケロイド化はせずに、何となく線が残っています。ビキニを着て、ギリギリ隠れる箇所でもあり、今はあまり気にしていません。
出産から1年ぐらいは、傷後に痒みを感じることがありましたが、今は全く感じません。
私が迷う理由
私が、自然分娩と帝王切開で迷う理由を、ブレインストーミング的に書き出してみますね。完全に結論が出ているわけではなく、まとまっていなく、あくまでも考えだけです。
- 「自然分娩」を体感してみたい
- 「帝王切開」に対するナガティブなトラウマはない
- 「帝王切開」で子宮破裂リスクを低減し、母子共に安全に出産したい
- 「自然分娩」で万が一、子宮破裂などの予想外なケースが発生した時、赤ちゃんに障害が残るのが怖い
- すでに子供がいるし、まだまだ死ねない。「帝王切開」で、母子共に安全を選ぶべき。
- 「帝王切開」では出産日が調整できるので、私も家族も都合が良い
- 「予定帝王切開」では、少し早めに赤ちゃんを出すので、お腹の中での成長を途中で止めることになる
- 「自然分娩」で、赤ちゃんが産まれたいタイミングに合わせてあげたい
- 「自然分娩」で、子宮に傷を増やさず、もしもの第三子に備えたい(女子出産の可能性を試したい)
- 「帝王切開」だと、現在41歳なので、第三子は無理だろう
- 知恵袋などのQAサイトを読むと、自分も簡単に「自然分娩(VBAC)」できるような気がしてしまう
- スペインは無痛分娩が普通なので、私でも「自然分娩」できるような気がしてしまう
スポンサーリンク
第三子への望みが捨てきれない私
私の中で一番大切なのは「母子共に安全に出産」であるので、そうすると絶対に「帝王切開」です。
ただ、私の中で引っかかるのは「第三子」です。
まず年齢的に「第三子」の妊娠自体が難しい。今回の妊娠は、前回の妊娠から1年半以上。自然妊娠できなく、体外受精となりました。妊娠すること自体に、難しさを感じています。
更に、私の場合は原因不明の不育症です。第一子出産後に4回の流産を経験しています。妊娠したとしても、流産する確率は高くなっています。
なので、産める率は、至って低いのです。
しかも、夫は「子供は1人で幸せ」だったのですが、私が第二子を欲しがっていたので「それも、アリ」と協力してくれました。一応、夫婦の中では「2人でおしまい」という話になっています。
ただ、第一子が男の子。生まれる予定の子も男の子。女の子を育ててみたい憧れを捨てきれずにいます。第三子が女の子である保証もないのですけどね。
可愛い女の子の洋服を着せてみたい!私と母が仲が良いので、大人になって、親友のように出かけたい!そんな願望があります。
身体的にも、夫婦の会話的にも、「第三子」が難しいことはわかっているのですが、第三子への可能性を消したくない私がいます。
いつまでに決定する?
現状、出産方法を決断する期限はもらっていません。
ただ、このブログを書きながらも、私の心の中では「帝王切開」を選ぶような気がしています。なぜなら、第三子への憧れよりも、今いるお腹の赤ちゃんの安全が第一だからです。
赤ちゃんだけではなく、私自身の母体を危険にさらす訳にも行きません。私には、可愛い息子がいるので!
それでも、来週の定期検診の際、出産予定の病院でのNICU(新生児集中治療室)有無や、万が一に備えたバックアップ体制などを確認しようと思っています。
また決断したら、ブログで報告しますね!
→妊娠24週ブログ「胎動が激しい!産まれてくる子は癇が強い!?」を読む
スポンサーリンク
写真で追う、妊娠経過
エコー写真を、ひとまとめ 人気記事
妊娠中使用アイテム 使用レビュー
妊娠線予防オイル Weleda「マザーズ ボディオイル」使用レビュー 人気記事
<不育症5回目の妊娠>に関する、関連記事
体外受精: 凍結胚卵胞2つ移植の<決断理由、不安、移植の結果>
今回の体外受精で支払った、実際の費用(お会計合計) 人気記事
帝王切開後の自然分娩(VBAC)リスクと利点を徹底解説! 注目記事
「流産」を池上明「胎内記憶」流、スピリチャルな視点で考えてみた
出産準備
※こちらのセクションリンク先は、同サイト管理による別サイトに飛びます
赤ちゃんが生まれたら参加したい!無料キッズ撮影会! 注目記事
不育症<5回目妊娠>毎日の体調記録もろもろ
妊娠13週4日 出生前検査の結果 人気記事
妊娠14週4日 波のように5分間隔で来る痛み。病院へ駆け込む 人気記事
妊娠22週 スペインでのクリスマス 妊婦が食べられない料理が多い(涙)
妊娠23週 帝王切開か自然分娩(VBAC)かで迷う 人気記事
妊娠35週① スペインのコロナ、外出制限中の町の様子 注目記事
妊娠35週② ひどい痔で出血が続く 人気記事
コメント