妊娠22週の今週は、病院での定期検診はなく、夫の実家でゆっくりとクリスマスを過ごしています。
スペインのクリスマス
妊娠トピックとは関係ありませんが、簡単にスペインのクリスマスを説明しますね。
スペインでは、サンタクロースではなく、3人の賢者をクリスマス(1月5日ごろ)としてお祝いするのが伝統です。3人の賢者とは、イエスキリスト誕生ストーリーに登場する3人の王のことです。
ただし、最近はコカコーラCMの影響で、3人の賢者よりもクリスマスイブとクリスマスを中心にお祝いをする家族も多いようです。
子供達は、25日朝と、3人の賢者の両方にクリスマスプレゼントをもらう機会があります。家庭によって、比重を置く日が異なり、25日のクリスマスは小さめ。年明けの3人の賢者の日に、大きなプレゼントを持ってくる家族もいれば、その逆もあります。
我が家の場合は、食事だけではなく、プレゼントも25日のクリスマスに重きを置いているので、家族同士でクリスマスプレゼントを送り合います。その後、3人の賢者の日(1月6日)は、子供たちだけに小さなプレゼントを用意しています。
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妊婦は、クリスマスに食べられない料理が多い
第一子を妊娠の時も、妊娠2ヶ月ぐらいで、クリスマスを日本で過ごしています。その時は、お酒が飲めないことぐらいで、食べれない食材や料理が食卓に上がっていた記憶がありません。
ところが、今回、食卓に上がる数々の美味しい食事に、妊婦なので食べれなく、悔しい思いを!
例えば、こんな食材。
- 生牡蠣
- スモークサーモン
- フォアグラ
- フランスの柔らかいチーズ
私は、生牡蠣大好き。そして、フランスのクリーム状の臭いチーズ達!!!
今回は悔しい思いをしましたが、出産後は、フランスチーズ、生牡蠣とシャンパンで祝いたい!!!
リコッタチーズは食べれたのですが、その他チーズは全滅。臭いチーズほど、美味しそう〜
妊婦でも食べれるチーズをおさらい
加熱しないで、妊娠中でも食べられるチーズは以下の通りです。
ハードチーズ
→チェダーチーズ、パルメザンチーズ、スティルトンチーズなど
カビ以外のソフトチーズ
→カッテージチーズ、フェタチーズ、モッツアレラチーズ、クリームチーズ、パニールチーズ、リコッタチーズ、ハルーミチーズなど
プロセスチーズ
妊娠中に食べられないチーズ
白カビのソフトチーズ(皮の白いソフトチーズ)
→ブリーチーズやカマンベールチーズ、シェーブルチーズなど
青カビのソフトチーズ
→ダナブルーチーズ、ゴルゴンゾーラチーズ、ロックフォールチーズなど
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スペインのクリスマス食事を紹介
日本でクリスマスと言えば、チキンが定番ですが、スペインではチキンやターキーは、クリスマスの主役ではありません。
日本のお正月のように、クリスマス料理に、多少の地域差が出るのも面白いところ。我が家の場合は、義両親もバルセロナ在住ですが、元はマドリード近く(義母)とアンダルシア(義父)出身ということもあり、バルセロナがあるカタルーニャ州風ではなく、マドリード風のクリスマスのようです。
24日食事は家族で
クリスマスの始まり、夜の食事は義両親の家で、家族だけのゆっくりした食事でした。
まずは、野菜とハモン骨でしっかりと出汁をとった濃厚コンソメスープに、ハモンを小さなさいの目にしたハモンを最後にいれたスープです。
ハモンで歯ごたえと、濃い味の旨味スープが本当に美味しい。シンプルに見えますが、しっかりとした出汁をとるのに、手間と時間をかけた一品。
メインは、タラの干身を水に戻してから料理したバカラオ料理。スペインでは、タラのことをバカラオと言いますが、スペインの代表的な食材の1つです。干身なので、旨味がぎっしり詰まっていて美味しい。
それを、ピストと呼ばれる赤ピーマンや、ズッキーニなどが入ったソースで食べました。
この後、今日の食事のメインでもあるチーズが登場!
写真は、上記の写真の通りです。
出産が終わったら、チーズを食べまくるぞー!!!
スペインのクリスマスデザートは、日本のような生クリームたっぷりのケーキではありません。「トゥロン」と呼ばれる板状のお菓子や、「ポルボロン」と呼ばれるラードを使ったクッキーを、クリスマスのスイーツとして食べます。
伝統的な「トゥロン」は、アーモンドパウダーやココナッツパウダーなどを砂糖で固めたものに、大きめなナッツが入っているのですが、最近はチョコレートガナッシュが板になったような、柔らかい食感のトゥロンも多く、味の幅は広いです。モヒート味や、ピスタチオ味など、代わり味なども。
これらのスイーツも美味しいのですが、私は、クリスマスには、やっぱり生クリームたっぷり、サンタのデコレーションがされたケーキが恋しいです。スペインでのクリスマスも4年目で、この手のスイーツに目新しさもなくなってきました。
25日クリスマスランチ
今日は、親戚家族が子連れでやってきて、賑やかなランチに。
私の義母は、料理上手で嬉しいのですが、いつも作りすぎてしまうんですよね、、、、。今日も、必要以上の量の料理が、テーブルに並びました。
最初に出たのは、こちら。
左から「キノコクリームと、パルメザンホイップ」「ワカモリとスモークサーモン」「フォアグラとクランブル」。
パルメザンホイップ、スモークサーモンは妊婦のNG食材。フォアグラもNG食材ですが、今回は加熱して加工しているのでオッケー。
この後、エビ、ムール貝、生牡蠣、何かの貝、春巻きの皮で綺麗に包んだエビペーストとキノコペースト、スペインのコロッケが続きます。
妊婦はローストビーフが食べられるのか?
最後にメインとして、ローストビーフが続きます。と言っても、イギリスのように薄く切らずに厚切り。ソースは、クランベリーと肉汁を使った濃厚なソース。(こちら写真、撮り忘れてしまいました!)
肉料理前に、すでに満腹。
肉は柔らかく、ソースも美味しいのですが、かなり無理して食べたので、実際の美味しさを堪能していない気がします。
義母に「長時間加熱してあるから、妊婦でも大丈夫」と言われて食べてしまいましたが、後々調べたら、妊婦はローストビーフを避けた方が良いようです。反省。
デザートは、特性パッションフルーツのムース。
お腹いっぱいだったのですが、ムースで軽やか、パッションフルーツの甘すっぱさで、スルスルと美味しく頂くことができました。
更にこの後、お決まりの「トゥロン」と「ポルボロン」が、食後の菓子として登場。
クリスマス〜年始は、ずっとこのお菓子が食後に出てきます。この時期、食べ過ぎだけではなく、砂糖の過剰摂取が避けられません。
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26日は聖ステバン。カネロニを食べるのが習慣
普通のクリスマスは、25日で一度終わり(年を越して、3人の賢者があります)ですが、バルセロナのあるカタルーニャ州は、26日も州の祝日で、クリスマス最後の食事があります。
この日は板状のパスタで具材を巻き、ホワイトソース(ベジャメルソース)とチーズを乗せてオーブンで焼いた「カネロニ」を食べるのが、カタルーニャ州での風習です。
カネロニの中の具材は、クリスマス料理で残った肉や野菜を詰めるのが風習です。
しかし、義母は、クリスマス前からカネロニを作り、冷凍して準備。当日はオーブンに入れて焼くだけにしているので、この残り物で作るカネロニを食べたことがありません。
よって、毎年、私が食べているカネロニは、ひき肉が入ったカネロニです。私は、ひき肉好きということもあり、このカネロニが大好物です。
また、肝心のカネロニ写真がなく、、、。すみません。
ちなみに、この日の前菜はスモークサーモン(妊婦なので食べられない)、前日と同じ春巻きの皮で包んだペースト、ハモン、海老、豆とブティファラソーセージの煮込みでした。
ブティファラとは、カタルーニャ州特産の美味しいソーセージです。
そして、カネロニを食べた後、チーズ、そしていつものトゥロンとポルボロンと続くのでした。
チーズは、私は加熱加工された牛乳を使っているマスカルポーネチーズと、少々のアプリコットジャムをクラッカーに乗せ、食べていました。
お腹の赤ちゃんは?というと
胎動が強くなり、グルグル、グリグリ、クリクリっと言った感じに、常に動いているような感覚です。位置でいうと、左ヘソ下ばかりです。足で蹴っているのかな??
しゃっくりなのか、へそ中央がボコッと動くこともあります。
常に動いていると言っても、数分置きですが「5分以内に胎動を感じないことはない」ぐらいの頻度で元気に動いています。
妊娠初期は、不育症ということもあり、常にお腹の中の赤ちゃんが息をしているか不安だったのですが、胎動を感じられるようになって不安が減りました。
お腹が大きくなった!!!
パジャマがわりに履いている柔らかい素材のレギンスが、寝ていると苦しく。ウエスト周りが深い作りになっていて、ウエストを締め付けている訳ではないのですが、それでも苦しく。
同じく寝巻き下着として着ているタンクトップも、お腹が大きくなり、上がってしまい、ポッコリとおへそが見えるように。
今は冬ということもあり、ゆったり目のワンピースなどを着ていると、まだ気づかれません。コートを着ていると、全く妊娠に気づかれないと言っても過言ではありません。
でも、お腹は、確実に大きくなっていますね!
便秘気味
この週の体調について追記するなら、便秘気味です。
クリスマスも手伝った過食が原因なのもありそうですが、便秘で軽くお腹に違和感を感じることも。特に便秘対策の薬などは摂取していません。
息切れ
数ヶ月前から、信号を急いで渡った後や、階段を登った後に息切れを感じますが、歩いているだけでも息切れを感じ、苦しさを感じることも。
また、家で、特に何をしている訳ではないのに、何となく息苦しい時も。お腹も大きくなってきて、必要酸素が思っている以上に必要になっているんですね。
こむら返り
寝つきは良いものの、夜中に何度も起きてしまいます。頻尿は減ってきたので、起きる度にトイレに行く訳ではないのですが、寝る体制が苦しいのか、起きてしまいます。
大きく伸びをしようとして、こむら返りしてしまったことも。
のたうち回る激痛!!!!
激痛が数分続いた後、2日ぐらいは、筋肉が何となく痛いです。
寝ていると体が何となく疲れるので、また眠りにつく前に体を伸ばしたくなるのですが、足の先まで伸ばしてしまうとこむら返りしてしまうので、軽く足を曲げてストレッチしています。背中から腕にかけては、指先までしっかり伸ばしています
次の検診は
次の検診はクリスマスとお正月明けの1月7日です。妊娠24週の予定で、ちょうど妊娠7ヶ月に入ったばかりの、第1週目となります。
第一子の時で覚えているのは、7ヶ月目から、お腹が外目にもしっかり目立つほど大きくなったこと。また、えぐるような胎動。
不育症ということもあり、妊娠時期を楽しんでいるというよりは、早く産んでしまって「赤ちゃん、生きているかな??」という毎日の不安から解放されたい!
最近の悩みというか、考え中で結論が出せないでいるのは「自然出産(いわゆる膣経出産)」か「帝王切開」にするかということ。ちなみに、第一子は緊急帝王切開でした。
今回の妊娠の体外受精をした日本のクリニックでは、私の子宮の一部に膜が薄い箇所があるということで「帝王切開」を勧められていたのですが、スペインの医師は「自然出産」でも大丈夫とのこと。
自然出産を経験してみたい気もしますが、少しでもリスクがあるなら「帝王切開」を選びたい。悩んでいるところです。この話は、またおいおい。
それでは、まだ年末に向けてホリデーは続き、暴飲はできなくても、暴食が続きますが、また妊娠23週レポートしますね。今度は、スペインの年末についてなど、書きたいと思っています。
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