4月中旬の出産に向けて、妊娠生活を送っていますが、スペインではコロナ対策で、日常生活がおくれない事態となっています。そんな、スペインのバルセロナからの様子を、今日は書いてみたいと思います。
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スペインでコロナウィルス急増!日本の25倍の感染者(今も増加中)
妊娠34週0日に入った、先週3月13日金曜日から、スペインでも学校閉鎖が始まりました。その後、土曜日には全バルやカフェ、レストランは営業停止に。罰金対象にもなる外出制限令も発動。
最初は15日間での制限だったのが、昨夜、さらに15日延長されるとのニュースが流れました。これから議会で可決の流れになるのですが、実施が決定されると4月10日まで、学校閉鎖や、最低限の外出のみに制限されることになります。
1週間ほど前には、日本の方が大変な状況と思っていたのが、数日のうちに急変。スペイン・コロナの異常宣言がされる直前の3月9日には、日本からのお客さんと、バルセロナでランチをしていたのが嘘のよう。その時点では「日本大変ですね〜」なんて話していたのが、数日後には、こちら側が心配される立場になるとは。
2020年3月22日現在、すでにスペインでのコロナウィルス感染者数は2万5千人近く。コロナウィルス感染者数も、はるかに日本よりも多くなっています。クルーザー乗客を除く、日本での感染者数約1000人に比べると25倍の感染者数です。
罰金が下されることがある、厳しい外出規制
外出は、病院、食料品買い出し、銀行、犬の散歩のみが許されてる状態。それ以外の外出は禁止であり、罰金対象にもなります。散歩、ジョギングは禁止です。警察がジョギングや散歩をしている市民を見つけると「家に帰れ」と指導されます。指導されても、従わない場合は、罰金が実際にくだされている様子です。
私は、バルセロナの郊外に住んでいますが、学校閉鎖が始まった朝は、夫と息子と一緒に、広場のカフェで、朝のコーヒーを飲んでいました。人の往来もそれなりにありましたし、バルには、席の間隔を取りながらも、いつもと同じような混み具合。カフェのテラスでコーヒーを飲んだ後は、夫は自宅で仕事。私は、学校閉鎖中の息子と近所を散歩。
土曜日となり、私たち家族自身も危機感がまだ少なく、近所を散歩。昨日、コーヒーを飲んだ広場に着くと、いつも開催されている青空マーケット(野菜や果物を販売)は中止。すべてのカフェはクローズ。パン屋と、タバコ屋は、店内入店の人数制限をしているため、外に列が。その列も、人との間隔を1m以上開けるように並んでいます。
この時から、スペインにおけるコロナ対策が本格的にが始まったことを感じた瞬間でした。
ただ、まだ、ちらほらと、毎週末に多く見かけるサイクリストが路上にいる様子です。この日に、不要な外出に対しては罰金という話が出てきて、どのタイミングが気がつかないうちに、実際に実施に移されました。さすがに、日曜日には、窓の外にサイクリストを見かけることはありませんでした。
私自身、日曜日からは、外出制限の通り、外に出ていません。
現在は、スペイン全土でのホテルも7日以内の休業令が出ています。ローカル市民はもちろん、旅行者もいなくなったバルセロナ市内は、ガラガラです。
外出制限の中、妊娠経過の定期検診へ
学校閉鎖、外出制限令が出てから、約1週間後となる妊娠34週6日の時点で、コロナが騒がれる前から予約していた、妊娠経過の定期検診へ行ってきました。病院通院は、外出制限の対象とならず、医療機関は通常通りに業務を行っています。
私は郊外に住んでいますが、かかりつけのクリニックはバルセロナ市内です。外出制限令以来、初めての市内訪問です。
4時からの予約だったので、3時に車で家を出たのですが、いつもは渋滞も珍しくないハイウェイが、ガラガラ。あっという間に到着してしまいました。
ハイウェイだけではなく、市内の道には人はまばらです。犬の散歩(これは許されている)をしている人、食料品購入の帰りぽい人達と数人すれ違ったぐらい。
街を走るバスはまだありますが、私がすれ違ったバスの乗客はゼロ、もしくは1人だけ。
今回、クリニックでの検診では、血液検査の必要がありました。スペインの病院では、血液検査は別機関で別途検査を行い、次の検査で結果を持参するのが一般的です。
そんなこともあり、クリニックの後に、私がいつも利用している検査施設に、車で移動することに。私の検査施設は、観光地として有名なカサミラの近くであり、バルセロナでも観光地の中心スポットにあります。
バルセロナのシャンゼリゼ通り的な、パセオグラシア通りを車で通りましたが、思った通り、通りは人と車ともにガラガラ。通りの両脇にある一流ブランドを始めとするショップは、全てクローズ。それでも、数人の人が歩いていましたが、いつもは観光客などが、ブラブラと歩いている日常の光景とは異を放ちます。
夫と子供は、人との接触を避けるため、クリニックでの検診も、血液検査施設にも、私一人で向かい、車で待っていてもらいました。どうも、この日は、いつも使っているクリニック近くの駐車場も閉鎖の様子。人も車もまばらなおかげで、いつもは難しい市内での路上駐車や路上待機を簡単にすることができました。
次の検診は、1週間半後の妊娠36週4日です。もう、臨月に入ります!ちょうど、外出制限が明けた頃が、私の出産時期です。出産後、しばらく外に出られなくなるので、その前に散歩や、春の暖かい日を自然の中で過ごしたかったのが正直な気持ちです。
外出制限のすぐ後の出産となるので、私にとっては、実質2ヶ月ほど、まともに外に出られないのが辛いです。
ポジティブに捉えるとするなら、4歳の長男の学校が閉鎖中なので、出産前にたっぷりと時間を過ごせることです。ただ、小さな子供と、1日中家の中だけで過ごすのも、結構、大変なのですが(苦笑)散歩はNGなので、公園で遊ばせるのも、もちろんNGです。
出産、出産後の買い物もままならない
現在、食料品、タバコ、銀行、医療施設以外の営業は停止しているので、出産や出産後に必要なものがある場合は、オンラインでしか購入できません。
オムツ、哺乳瓶などは薬局やスーパーに売っていますが、ベビーバス、赤ちゃん洋服、ベビーベッドなどは、オンラインで購入するしか道が残っていません。
幸い、私はベビーベッドは親戚から譲ってもらっていますし、ベビーバスは数週間前にイケアで購入済み。赤ちゃん服は義母がプレゼントしてくれましたし、長男の時の洋服お古があるので、現時点で、揃わない赤ちゃんグッズに困ることはありません。
でも、これから準備しようと思っていたプレママは、1ヶ月も赤ちゃん用品店が閉まっていると困ってしまいますよね。
もちろん、オンラインショップで購入可能ですが、赤ちゃん服などは手にとって、選ぶ楽しみも味わいたいところですよね。実際に届いた品物とのギャップで失望したくないですし。
外出制限中、家での過ごし方
日本も学校閉鎖しましたが、日本のママ友に聞くと、散歩や公園に連れて行っている様子。その点、学校閉鎖はしても、まだ子供との時間の過ごし方のバリエーションが多くて羨ましいです。AEONや、モールなども開いている様子ですし、、、、。
スペインでは買い物を行くことさえも、最小限。子供連れは、よほどの理由(シングルペアレンツなど)がない限り、敬遠されるので、子供が外に出られるチャンスは、大人以上に少ないです。
救いは、夫が自宅で仕事している点です。もともと、週に2回程度は自宅から仕事をしていましたし、自宅勤務可能な仕事であることは、ラッキーです。ニュースによると、スペインでは、わずか7%の人が自宅で仕事可能なそうです。確かに、レストランを始め、お店などのサービス業の人は、今は自宅で何も仕事がない状態です。
丸1ヶ月の外出制限があるので、多くのスペイン人にとって、経済的な打撃も大きくなっています。
私の1日の過ごし方は、4歳の長男に、学校から持ち帰ってきたプリント2枚を朝食後にやらせるのが日課。集中すれば10分程度で終わる内容なのですが、うちの子って集中力がなく30分ほどかかったり、午前と午後にわけたり。
学校と同じようなリズムでと日常を送らせたいと思っている親心とは別に、家にいる甘えも出てしまうようで、親が思う理想のスケジュール通りに子供を動かすのは、なかなか難しい(無理)です。
プリントの後は、絵の具でお絵描きや、今はまっているのがエポックのアクアビーズで何か作ることです。そんなこんなで、朝の2、3時間をやり過ごします。
スーパーマリオ作ってみました。息子より、私の方がハマったり
その後、テレビを見せている間に昼食作り。普段は私だけのランチ準備で良いのに、毎食3人分を朝昼晩と用意するのは、結構面倒です。私だけならランチはテキトーに残り物で良いのですが、外出ができない今、食べることだけが楽しみだったりしますし、子供の栄養も考えないといけないので、それなりにランチもしっかり用意しています。
ランチ後、私は眠くなります。それは、妊娠のせいもあると思いますが、ランチ後には子供にテレビや映画を見せて、私はソファで30分ほど、昼寝します。昼寝をしないと、まだまだ長い午後の子供との時間が持たないので。
午後は、またお絵描きやアクアビーズ。子供のごっこ遊びに付き合ったり、お菓子を一緒に(子供は途中で脱落しますが)作ったりして過ごし、なんとか18時に到達。
18時に到達するとホッとします。ここで、私一人で、まず熱いお湯を張った浴槽で入浴。少し冷めた頃、子供と夫が2人でお風呂に。
お風呂の時間は、一人になれる唯一の時間。外出はしていないので、身体的には疲れていないはずなのですが、1日中子供ペースで過ごした後は、どっと疲れます。これが、あと3週間も続きます(泣)
子供と夫がお風呂に入っている間に夕飯支度を終えて、お風呂上りに夕飯。そして、映画やYouTubeを見て過ごしてから21時から22時の間を目安に寝かしつけるようにしています。週末は、かなり遅くまで、子供も含めて起きていますが。
学校閉鎖が始まった当初は、YouTubeやテレビの時間を少なくしようと思っていましたが、私の休息や家事をする時間も必要なので、結果的には、YouTubeやテレビに子守を頼む時間も、結構多くなっています。
出産前の、長男精神状態。ちょっと、赤ちゃん返り?
うちの子は、4歳ですが「ママ、ママ」が強くて、なかなか1人で遊べない子。テレビを見ていても「ママも一緒に見よう」とか、トイレも一人でできるのに「ママ、一緒に来て」とか、とにかくママ、ママ。もうすぐ赤ちゃんが生まれるので、精神状態的にママへの執着が高まっている時期かもしれません。
2ヶ月前ぐらいから、やたらとクッションや洋服の袖などを噛む癖が始まりました。つばで、洋服がびっしょりになるし、クッションなどが汚れるので、注意しますが、やはり噛むので、ハンドタオルを与えています。これも、赤ちゃんが生まれる前の不安定な精神状態が理由なのではと思い、怒ったり、無理にやめさせることはしていません。
先日は「ママ、意地悪する」と私に怒ってきます。「ママ、お仕事しない。抱っこしない。」と訴えるのです。子供を抱きしめることは、意識的にもたくさんしますが、妊娠中でお腹も大きいので持ち上げた抱っこをしてあげてないのです。
抱っこ!と泣きつかれることもあるのですが、やはり赤ちゃんの安全も考える必要があるので、抱っこをしてあげられないのは、私も辛いところ。夫が、代わりに抱っこはしますが、やはりママとパパは違うのですね。
普段の食卓では、パパの隣が長男の席でしたが、最近は、私に隣に座ってとせがみます。
「ママ、可愛い」「ママ、いっぱい好き」など、胸がキュンとすることも、たくさん言ってくれます。ママのことが、大好きなんだなと、実感しています。
弟ができることを楽しみにしている様子の反面、長男なりに、嫉妬や不安があるのだと思います。夫も私もっ子なので、新しい兄弟が増えることに対する嫉妬を感じたことがありません。そういった意味で、長男は、私の知らない感情を味わい、成長しているのだと思います。
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外出制限は、まだ3週間続きます
この外出制限、まだ3週間続きます。
子供がいない場合、1日をパソコンや映画、本を読んだりで過ごせると思いますが、小さい子供がいると本当に辛いです、、、。
外出制限を取るのは必要不可欠ではありますが、世界的にもコロナ危機が終息し、早く普通の生活に戻ることを願うばかりです。今年は、自国の開催となるオリンピックが延期になりそうな雲行きなのも、とても残念です。
今回は、妊娠に関係が少ないブログとなりましたが、妊娠経過も、子供が寝ている間を狙い、継続して書いていこうと思います。
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