気がつけば、5月の更新から、実に約4ヶ月も経過しましたが、以前から告知していた通り、日本への2ヶ月帰省中に、海外に引っ越し前から凍結していた凍結胚を利用して体外受精してきました。
凍結胚の移植日から、妊娠判定日まで、少しでも早く妊娠のサインを受け取りたいと、毎日の体調変化を慎重に観察したり、他の人のブログなどを読み漁って自分と比較したりして過ごしていました。
結論から先に言いますと、妊娠判定は陽性。無事に妊娠していました!
判定日までの体調変化などには、個人差がありますが、1つの事例として、私の凍結胚移植から妊娠判定日までの体調変化等を、この記事では記していきます。
不育症、5回目の妊娠
まずは、簡単に私の妊活バックグランドをお話ししたいと思います。
私は、第一子出産後の不育症で、最初の出産以降4回の初期流産が続いています。今回は、最初の出産以降、5回目の妊娠となります。今日現在(妊娠9週)、妊娠は継続しています。
2013年12月(35歳) 結婚後、一緒に夫との共同生活を開始
2014年7月(35歳) 初めてクリニックを訪れ、一通りの検査を始める
2014年9月(36歳) 検査を終えるが、特に不妊の大きな原因はなし。その時点で、すぐに体外受精の希望を伝える
2014年11月(36歳) 初の採卵、体外受精。
2014年12月(36歳) 妊娠検査陽性
2015年8月(37歳) 第一子を帝王切開で出産
2016年6月(37歳) 自然妊娠。最初から育ちが悪く8週頃で稽留流産。<初流産>
2016年11月(38歳) 2回目の体外受精。妊娠検査陽性。8週で心拍確認するも、やや小さめ、かつ弱め。この判定の1週間後、海外に引っ越し。引っ越し後、妊娠10週頃で稽留流産。<流産2回目>
2017年4月(38歳) 自然妊娠。最初から、やや成長が遅い。8週で心拍を確認するが、弱い。その後、稽留流産。<流産3回目>
2018年4月(39歳) 自然妊娠。最初から、とても成長が遅い。卵黄嚢も確認できないまま、8週で自然流産。<流産4回目>
2019年8月(40歳) 3回目の体外受精。双子を妊娠するも、1人はバニッシングツイン。もう1人は成長を続け、現在、妊娠9週。
以上、私の妊活ヒストリーでした。
結婚からクリニックの検診を受けるまでは、妊活開始から1年未満でしたが、35歳を過ぎると卵子の質が下がり、妊娠率が急激に下がっていき、更にはダウン症などの率も高くなると聞いていたので、もし不妊の可能性があるのなら、年齢も考えて1日でも早く治療を開始したいと思い、クリニックの扉を叩きました。
私の周りには、5年ほどクリニックを通じてタイミング法や体内受精を繰り返すなどの長い妊活をした後、結果的には体外受精で子供を授かった友人が複数いました。なので、体外受精は高額と知っていても、長く妊活をする金銭的なデメリットと、年齢的なタイムリミットを考え、妊娠力検査を一通り終えた後、すぐに体外受精の希望を伝えました。
また、子供は2人欲しいと思っていたので、できるだけ若い卵子を凍結しておきたいという気持ちもありました。幸い、夫はクリニックに通うことや、体外受精には全く反対せず、協力的だったのが有難かったです。
胚移植後から妊娠判定までの体調変化 BT0〜BT12
体外受精、凍結胚移植日から、クリニックでの妊娠判定までの、箇条書きでの簡単メモになります。
今回は、ホルモン補充法になります。また、移植した凍結胚は2つです。
生理が始まって2日目にクリニックで診察を受けた時に受け取った、ホルモン補充法での胚盤胞移植のスケジュールです。
移植前の準備
・ホルモン補充法の為、生理開始の二日目からエストラーナテープの使用開始
・移植の約2週間前から、漢方薬(「当帰芍薬散」「補中益気湯(ホチュウエッキトウ) 」を1週間。その後「柴苓湯(サイレイトウ)」「補中益気湯(ホチュウエッキトウ) 」に変更)を飲み始める。
・移植の前日、岩盤浴へ行く。
・グルテンや乳製品のアレルギーを自覚したことはないけれど、グルテンとカゼイン(乳製品に含まれる)を極力減らすようにする
・移植の実行が決まった日(移植日の5日前)から低量アスピリンと、プロゲストロンの摂取を始める。両薬とも、保険適応で安く購入できるので、現在、住んでいるスペインから持参。
BT0 凍結胚移植
移植した融解胚グレードは「4BB」と「5CB」の2つです。
- スクリーン画面で凍結胚を確認後、移植。
- 移植の施術後、施術台で5分ほど休憩。
- その後、別室で30分ほどベットで休憩。
- 11:45に来院したが、12:30には終了。
- 写真の通り、抗生物質を2日分もらいました。
- 施術直後より、お腹のハリあり。
- 移植の3時間後、おりものに少量の出血。
- 夜もお腹のハリが続く。やや、苦しい。
- お腹にガスが溜まり、匂いなしおならがたくさん。
- 夜中のトイレで、軽い茶おり。
- ガスとハリで、なんとなく苦しく、夜はあまり眠れない。
BT1 お腹のハリが続く
今日は、外出は近所への買い物だけで、安静にして過ごす。
- 眠気があるが、おそらく妊娠の影響ではなく、昨夜の寝不足
- 朝もハリが続き、ちょっとくるしいが、はガスは少ない。
- ランチ後は、ハリが昨晩のようにつらく、ガスも。
- お腹が、なんとなくチクチクする。
- 快便、1日2回。
- 夜はハリが緩まる。
- ウエスト周りは、きつく、やや苦しい程度
- 胸が大きめになった。
- 乳首が黒い。
- 移植前から、乳首が黒く、ハリがでてきたが、昨日と比べると、胸のハリが強くなった
- 左腕内側アレルギーが、夜は痒く、やや広がった感じ(疲れたり、ストレスがあるとよく出る、私のアレルギー症状)
BT2 ハリが治る
いつも通りの体調に戻り、午後はモールへ。
- お腹のハリなし
- 胸のハリが少なくなり、、移植当日より胸が小さきなったような気が
BT3 体調は通常通り
- 特に体調に特記する点はなく、いつも通りの体調
BT4
- 夕方に、ごく少量の茶オリ。
- 夜、少しだけ、お腹ゴロゴロ、ガス。消化?でも、全く初日のレベルではない程度。
BT5
フライング検査したい気持ちをこらえる。この時点の不安定な結果で、陰性が出て落ち込みたくないので。
- シートを変えない程度の不正出血。
- おしっこのとき、ティッシュに若干の、血が。
- おりものシートに、ごく少量の茶オリ。
- 少し、お腹がズキズキと痛むことが夕方にあり。
BT6 フライング妊娠検査
- 待てずに海外製のペラペラ早期妊娠検査薬で妊娠検査。
- 写真に写らないぐらい、うっすらと線。10 分後にみたら、写真にも映るぐらいの線に。妊娠確定!?
- 海外製は、妊娠している時は、反応はでるけど、濃い線になるまでは、通常の妊娠薬よりも時間がかかる。なので、これでも良い兆し。
- 少しだけ不正出血。
- ナプキンを変えるほどではない。
- 少しおなかがズキズキと痛む。
- 午後から、足のだるさと、骨盤周りがなんとなく気持ち悪く、生理中のような痛さ。
BT7 フライング妊娠検査2回目
- 今日も海外製検査薬でチェック。
- 昨日よりも濃くなることを期待したけど、陽性反応は出たものの、線は薄いままで、昨日と大差なし。
- 胸が少し大きくなり、しこりが。
- 骨盤あたりがなんとなくダルい。
BT8 妊娠検査薬反応が、一気に濃く
- 海外製、早期検査薬が、一気に濃く反応。
- 本日、4週1日。前回も同じ検査薬を利用した時(4回目の流産)、この時期には、こんなに濃くでなかったので、双子の可能性を疑う。
- ちょっと気持ち悪いなと思う瞬間も。
- 骨盤周りは、ややだるい。
- ごくごく少量の茶折。
実際の検査薬の反応線は、写真よりもやや濃いめです。
BT9 妊娠がゴールではなく、不育症の私は継続がゴール
- 海外製、早期妊娠検査薬は、ほぼ昨日と同じぐらいの濃さの陽性反応。
- フライング妊娠検査に定評ある「クリアブルー」を初利用して検査。検査したては、確認線と同じぐらいの濃さの陽性反応。
- その数時間後は、検査した手に比べるとかなり薄くなっていった。
写真は、色が薄くなった後の写真です。検査したては、かなり濃い判定線だったのですが、やはりフライング利用したせいでしょうか?
クリアブルーは、早期妊娠検査薬ではなく、5週目から利用できる検査薬とされています。ただ、4週頃からのフライングテスト利用でも、反応しやすいと定評があります。
- ごくごく少量の茶オリ。
- この日はグルテンフリーの誓いを破り、昼に中華飲茶。小麦粉のせいか、臭いおならが。
BT10
本来なら、本日が病院での判定日だけれど、私は用事があったので、翌週月曜日
- 特に体調などの変化がない。
- 胸のハリが少なくなった?
- 気持ち悪くなることは全くなし。
今日も、小麦粉(グルテン)と乳製品(カゼイン)をたくさん食べてしまったので、ちょっと不安に。きちんと、成長していると良いけれど、、、。
カゼインを摂取した時に体調変化を感じないが、グルテンをたくさん摂取した後は、なんとなく気持ち悪く、お腹が重くなる気がする。
BT11
- 少量の茶オリ
BT12 病院での判定日
本日、クリニックでの妊娠検査。フライングしていた通り、もちろん陽性。尿検査での妊娠判定のみで、hcg値は不明。
病院での検査結果を持ち帰らせても来ました
- 朝起きたら、夜の間に茶オリ。
- 夜、子宮辺りがきゅうっと少し痛むことがあった。
- 午後は痛みや茶折は少なく。
- ウエスト周りくるしい。
少量アスピリン、エストラーナテープに加え、今日からヘパリン注射を開始。
日本では12時間に1本の注射、つまり1日2回の注射だけれど、私の暮らすスペインの医師の指導に従い、24時間に1本の注射。ヘパリンは、スペインだと保険適応で非常に安価購入できるので、持参していたヘパリンを使用。30本(1ヶ月)で、約650円ほど。
今日はメンタル的に妊娠継続に弱気。
妊娠はしているけど、ちゃんと育ってくれているかな?
しっかりとした心拍、きけるかな?
お腹の赤ちゃん、頑張れ。ママに会いに来て。
2つの凍結胚を移植、2つ着床
以上、私が携帯にメモを撮っていた、体外受精の移植から、病院での妊娠検査判定までの、体調変化記録でした。
病院での妊娠判定の時点では、エコーには早く、2つ戻した凍結胚がいくつ着床したかは不明でしたが、次回の検診で、2つ着床、つまり双子と判定します。
ただ、1つは成長が悪く、その時点で稽留流産の兆し。いわゆる、バニシングツインというもので、自然に体内に吸収されるとのことでした。もう1つは、順調に成長していて、今日現在、妊娠9週0日です。
現在も、ほぼ毎日、体調変化などを記録しているので、その後の様子も、次回のブログでアップデートしていく予定です。
バニシングツインで、片方の双子ちゃんを流産した場合、とても落ち込まれる方が多いようですが、私の場合は4回の流産を経験しているので、1人でも無事に成長していることが、とても有難かったです。
私の場合、妊娠は過程であって、妊娠しても、心は落ち着かず、常に不安です。心拍を確認済みですが、今日にでも成長が止まってしまうのではないかと、本当に常に不安です。なので、双子の1人を亡くしはしましたが、もう一人の子が成長を続けていることが、とても嬉しいです。
妊娠検査薬余談
今回は、スペインのアマゾンで購入した早期妊娠検査薬と、日本のアマゾンで購入したクリアブルー(早期ではなく普通の)を利用しました。
ペラペラ早期妊娠検査薬は、早期検査できるけれど、線は薄い
私の購入した早期妊娠検査薬はhcg量が10から反応するタイプではありますが、早期で妊娠陽性に反応はして線はうっすら出ます。ただし、判定線と反応線が同じぐらいの濃さになるには、他の人のブログなどを読んでいても、5週ぐらいにならないと濃くならないようです。
クリアブルーのフライング検査力を実感!ただし黄ばむし、線が退色する
フライング検査で定評があるクリアブルーですが、確かに早期検査はしっかりできると今回、実感しました。しかし、陽性反応が出てから数時間をおくと、検査薬の線がかなり薄くなっていくのが気になりました。
それは、日増しに薄くなっていき、検査紙全体がおしっこ色に黄ばんでいくのが気になります。上の写真は、検査から約1ヶ月後のクリアブルーです。黄ばみがわかりますよね?
妊活中は、1日でも早く妊娠検査結果を知りたいもの。製品選びに迷ったのなら、まずは「クリアブルー」の利用価値ありです。ただし、思い出として残したいのなら、他の検査薬との併用もオススメです。
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