4回目の流産から、妊活を再開した不育症のララです。
妊活周期初は、数日前に生理がきてしまったので、現在、妊娠に向けて、またリセット中です。
ところで、4回の流産をしていると、妊娠しても妊娠継続への不安が増すばかりです。
2、3回の流産で出産した方のブログや体験談などは、割と簡単に見つかります。しかし、4回以上の流産で出産された方のブログは、ごく少なくなっています。
そんな中、体験談やブログではなく、不育症専門クリニックでの「流産回数別の次回成功率」治療データを見つけました。
つまりは、流産回数ごとの、妊娠が継続率のデータです。
これは、不育症の治療を行っている方には、励みになるデータだと思いますので、私のコメントを加えながら、その統計データを紹介します。
データ元について
データ元では、青木産婦人科クリニックです。
名古屋にある、不育症と着床障害の専門クリニックで、不育症や着床障害の成功実績が高いクリニックです。
そのため、このデータ、つまり妊娠率は、あくまでも青木産婦人科クリニックでの治療をされた方のデータとなる点、ご注意ください。
不育症の治療は、医師や病院ごとに治療方針なども異なると思いますので、妊娠率データが、全ての不育症妊活者さんに適応するとは限りません。
青木産婦人科クリニックは、不育症と着床障害の専門クリニックですので、当然、成功率は、一般的な病院よりも高いと思われます。
青木産婦人科クリニックに通う患者さんのうち、約6人に1人が、40歳以上の患者さんだそうです。そして、最高47歳の方が、妊娠維持に成功されているそうです。
ここで紹介するデータは、全て、青木産婦人科クリニックHPより、お借りしています。
青木医師について
青木産婦人科クリニックの医院長である青木医師は、現役診療ドクターとして日本で最も多くの不育症患者さん(約40年間で4000例以上)を治療している医師です。
青木医師による流産と不育症に関するブログも、おすすめです。
1つのブログは、短めですが、心にアプローチするような、不育症で辛い気持ちや、不安な気持ちを和らげてくれるヒントや、励ましの言葉を多く見つけることができます。
「流産回数別の次回成功率」統計データ
正直、上記の表は、青木医師が所属していた病院別であり、さらには病院ごとに治療法が美容見に異なっているので、見づらい点があります。
それをカバーする具体的な数字による表を次章にて、紹介します。
愛護的ケア(TLC)
その前に、私がこの統計で興味を持ったのは、青とオレンジの線で記された統計部分の、治療方法です。
グラフの下に、治療方法が記載されていますが「支持的精神療法」「不育心身調整療法」が行われている。
これは、先日のブログ「Tender loving care (TLC、愛護的ケア)が流産回避率(妊娠継続率)を向上させる」で紹介した、愛護的ケア(TLC)に相当する治療と思われます。
愛護的ケア(TLC)では、薬などの治療ではなく、精神的に安心を与えることで、ストレスを軽減させたりする治療アプローチです。
具体的には、エコーを含む診断回数を多くすることで、妊婦の心配を軽減させたり、適切なカウンセリングを行うことでストレスや不安を取り除きます。
実際に、愛護的ケア(TLC)の有無によって、流産回避率が上がる、つまり妊娠継続率が高くなることが統計データによって証明されています。
この青いグラフ部分では、その愛護的ケア(TLC)が取り入られている点に、非常に興味を持ちました。
4つの異なるデータが、1つの表に表示されていますが、愛護的ケア(TLC)を治療に含む、青とオレンジ部分の成功率は、他のデータよりも、全体的に高いように思われます。
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流産回数別の治療成功率
私は、現在、4回の流産を経験しています。
青木産婦人科で、4回の流産を経験している方が、次の妊娠で成功する率は、なんと66%です。
この数字は、私にとって、かなり希望を感じさせてくれる数字です。
それだけではなく、4回以上の流産経験者が、数多くいて、その後、成功(出産)されている方もいらっしゃる点に、強く励まされます。
流産回数別の治療成功率(40歳以上)
こちらの表は、上記の表を40歳以上の妊娠に限って、ソートした統計データになります。
上記の表の平均年齢は35歳です。
若い患者さんと比べると、確かに成功率は下がります。
4回の流産を経験している方が、次の妊娠で成功する率は、66%から47%に下がります。
それでも7回までの流産に関しては、その後に成功(出産)されている方のデータがある点に励まされます。
私は、4回の流産経験ですが、まだ出産のチャンスがあることを信じていきたいです。
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まとめ
先に紹介した通り、青木医師は、日本で最も多くの不育症患者さん(約40年間で4000例以上)を治療している、お医者様です。
その青木医師で行われている「不育心身調整療法」に強く、惹かれます。簡単に検索したところは、やはり、愛護的ケア(TLC)を取り入れ、ストレスを減らしていく、ストレスからの免疫障害を減らす治療アプローチのようです。
この辺りは、青木医師のブログからも、強くメッセージが伝わります。
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