妊活の縁起を担ぐような、ポジティブな運命を感じる、嬉しい電話がありました。
とても不思議なタイミングに、私が受精卵を凍結している不妊専門クリニックの院長先生から、電話を頂きました。
この「意外な電話」に運命さえも、感じたくなりました。
電話が意外であり、運命に感じた理由
- 最初にクリニックの扉を叩いてからは、4年以上経ちますが、初めて自宅にかかってきた電話。
- しかも、たまたま、私がスペインから一時帰国しているタイミングで。
- さらに、クリニックの事務スタッフからではなく、院長先生が直接。
- そして、やや冷淡と思っていて、少しネガティブな感情を抱いていた院長先生と、10分以上に及ぶ、良い会話ができた。
このように、意外なタイミングでの、意外な人からの電話、意外にも素晴らしい会話ができたことに、何か特別な運命を感じてしまったのです。
電話を終えた後は、なんだか嬉しく、やや興奮し、あまりの偶然のタミングが、偶然にも思えなくなりました。
これは、神様からの「妊活」に対する良いサインかなと信じ始めてしまいました。
ちょうど、今週は箱根に旅行し、ご利益が大きいと言われている箱根神社へ、妊娠祈願をしてきたところです。
それだけに、神様からのメッセージかなと、久しぶりにスピリチャルな気持ちになってしまいました。
電話の用件は「凍結受精卵の更新」
8月上旬から、スペインから日本に5週間で帰省しています。
スペインへの帰国まで残り5日となった夜7時過ぎ、電話がかかってきました。
約2年前にスペインに引っ越しをしてからも、日本との仕事用に、日本のインターネット電話(IPフォン)の電話番号を取得していました。
その電話番号に、電話がかかってくることは、滅多にありませんし、この時期、特に夜7時の時間帯には皆無です。
電話の着信音が聞こえた時には、誰からの電話か、全く想像できませんでした。
電話を取ると、聞きなれた私のクリニックの名前を告げられ、それと声のトーンから、すぐに院長先生本人だとわかりました。
電話の用件は、以下の通りでした。
- 受精卵の更新時期が近づいているが、更新を希望するか
- 更新希望の場合、書類を送付する住所は、スペイン出発前に登録した実家住所で良いか
私は「更新希望」の旨、送付先は登録通りの実家住所で良いと伝えました。
去年は、電話での確認なしに、実家に書類が送付されたので、まさかの電話にとても驚きました。
しかも、事務スタッフでも済むような用件ですが、院長先生、ご本人からの電話です。
先生との距離が近くなった会話
今年の帰省では、移植に必要な十分な時間が取れませんでした。
来年の夏頃は最低でも2ヶ月ほど滞在できるようにし、「最後の移植希望」と伝えました。
すると先生は、6月末の1週間、海外での学会参加の為、1週間、クリニックをお休みする時期があるので、帰国時期の目安が決まったら、早めに相談して欲しいと伝えられました。
この「海外での学会」の行き先を訪ねたところ、今年はバルセロナ(私の居住地)だったけれど、来年はウィーンとのことでした。
この言葉がきっかけで、医院長先生との距離が、急に近づきました。
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不育症の心配を打ち明ける
軽いお話をした後、日本での移植(2回目の流産)後も流産を繰り返し、初めての体外受精で第一子を出産以来、4回の流産を繰り返していると伝えました。
その後、血液検査などの検査にて、不育症の原因が見つかっていないこと。
そして、直近の妊娠では、初めてヘパリン注射とバイアスピリンを併用した治療をしたけれど、それでも流産してしまったことを伝えました。
原因不明の不育症でのヘパリン注射とバイアスピリン使用は、原因を特定できないまでも、予防治療となっています。
日本では、このヘパリン注射費用が保険対象になる場合(不育症原因が特定していて治療に必須の場合)と、ならない場合(原因が特定していないケースの予防治療)があります。
保険対象になった場合で、薬代は約10万円ほど。
保険対象にならない、予防治療の場合は、さらに高額になります。
幸い、スペインは、予防治療の場合でも保険対象になるのと、元々のヘパリン注射費用が、とてつもなく安いのです。
保険からの恩恵が大きく、保険なしの場合は1ヶ月2万円ほどする注射費用が、保険ありで700円ほどになります。
その為、私も不育症の予防治療では、ためらうことなくヘパリン注射を使用することができました。
先生も、スペインのヘパリン注射費用の安さに驚いていた様子です。
「それなら」ということで、事前に先生とメールで相談し、スペインから必要な薬の持ち込みも大丈夫とのことでした。
移植への心配事が減る
実は、来年での移植を希望するにあたり、以下の点を、とても心配していました。
先生には日本での治療方針があり、スペインの医師による指導を続けて、先生からの移植手術を受けるのは難しいのではないか?→スペインから薬を持ち込めない
不育症対策を移植後にするとしても、スペイン持込の薬は使用不可で、先生が知っている日本のヘパリン注射などの使用を強制されるのではないか?→薬代が、とても高額になる
移植するだけでも高額な上、さらに高額な薬代がかかることを心配していました。
しかし、スペインからの薬持込可能ということで、この心配が解消され、来年夏での移植に対して、とてもポジティブな気持ちになりました。
そして、先生が「事前にメールで日程などを相談しましょう」と、とても協力的な雰囲気であったことが、とても嬉しかったです。
院長先生が、苦手だった
実は、日本で、このクリニックに通っていた時は、この院長先生が、少し苦手でした。
院長先生は、治療に辺り、必要な説明などをしてくれるのですが、質問をしづらい雰囲気がありました。
不妊治療の基礎知識は、自分で勉強しておくのが当たり前であり、先生に基本すぎるような事は、質問できないような意識がありました。
実際、先生にとっての愚問を質問してしまった時の先生対応、「こんな事ぐらい、自分で勉強してきてください」的な態度に、居心地悪さを感じたことがあります。
「嫌な先生!」という訳ではないのですが、どこか仮面を被ったように、淡々としています。
決して「居心地よく、何でも遠慮なく質問できる」先生ではなかったのです。
初めての体外受精での移植で、陽性(妊娠)となった時も、「良かったですねー」とは言ってくれますが、腹の底から滲み出るような祝福の言葉ではなく、顔の上にある口が動いて、発せられた言葉のように聞こえました。
仕事は確実にこなしてくれ(最初の移植で妊娠)、喋り方や診察態度などに無礼はありません。
ただ、ちょっとした合間に、少し冷たい感じ、距離感、近づきがたい雰囲気を受けるのです。
なので、今回の電話で、意外にも先生と打ち解け、先生から初めて「妊活に協力したい!」という暖かさを感じる事ができ、なんだか感動してしまいました。
用件で頂いた電話ですが、質問などもしたので、結局は10分以上の電話となりました。
先述の通り、帰省中という何とも珍しいタイミングに、意外な人からの電話、そして意外にも、親近感を覚えるような会話ができたことに、興奮してしまいました。
電話を終えた後も、少し興奮してしまい「この移植による妊娠で、妊娠が継続して出産できるのでは?」と、運命すら感じています。
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今後の妊活
まだ、来年の夏までに時間はあります。
「2人目不育症「一人いるから、いいじゃん」に反感していた私が「一人で良い」と思えた瞬間」で書いている通り、今は1人だけでも良いかもと思っていますが、私はタイミング法で妊娠を続けたいと思っています。
来年帰国前に、妊娠するかもしれません。
でも、また流産するかもしれません。
来年夏の時点で妊娠をしていない場合、帰国の際の体外受精での移植が、私最後の妊活になるでしょう。
そう思うと、私に残された妊活時間は、1年もなく、僅かしかありません。
今回の「意外な電話」を、偶然の必然と信じ、不育症の私にミラクルが起こることを願っています。
スペインへの帰国まで、あと数日。
スペイン国内で、引っ越したばかりで、私の妊活は、まずスペインでの主治医探しから始まります。
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