2人目不育症「一人いるから、いいじゃん」に反感していた私が「一人で良い」と思えた瞬間

現在、スペインより日本帰省中のサイト管理人ララです。

先日、日本でルームシェアをしていた友人Tちゃんと、ランチをしてきました。

ルームシェアをしていたこともあり、彼女とは、腹を割って話せる関係。

そんな本音を話せる友人Tちゃんに、私の「2人目不育症」の悩みを相談しました。

すると、妊活に対して、開眼するようなコメントを聞くことができ、私の妊活への思い込みに変化が。

「一人いるから、いいじゃん」に反感していた私が、「一人いるから、いいかも」と思えた瞬間でした。

妊活が辛い気持ちが、少し軽くなったので、みなさんにシェアします。

妊活における、出産リスクを知る

私は、2人目不育症です。

第一子出産は、妊娠中も問題なく出産に到ました。

しかし、その後、4回連続で流産を繰り返しています。

現在、出産以降、5回目の妊娠を目指して、妊活中です。

 

Tちゃんには、私が流産したことがあるのは知っていますが、簡単なライン交換であり、直接会って、私の不育症の悩みを伝えるのは初めてです。

彼女は、方位学占いである気学に精通していることもあり、妊活・出産に幸運をもたらす方位を質問してみました。

 

すると「あんなに可愛い子が1人いるから、もう1人でいいじゃん」と言うのです。

 

「妊活を頑張って出産しても、健常児でない可能性だってあるんだよ。

もしもの時、遺伝子障害や自閉症の子を育てる自信はある?

高齢妊娠のリスクを知り、妊活で心が傷ついたりしてまで、頑張って2人目を目指さなくても良いじゃない?」

 

2人目不育症や2人目妊活で、良く励ましとして言われる言葉の1つが「1人いるから、いいじゃない」です。

この言葉に、普段は納得できない私ですが、Tちゃんが言う「1人いるから、いいじゃない」は、違う言葉として、心に響きました。

励ましや慰めではなく、現実的なアドバイスとして、心に届いたのです。

 

何故なら、Tちゃんの友人Sちゃんには、2人の子供がいます。

1人目の子がターナー症候群(遺伝子異常)。出産後、離婚したSちゃんは、一人で子育てを頑張っていました。

そんなSちゃんの頑張る姿に惹かれた男性と、再婚をしました。

愛する男性との赤ちゃんが欲しいと、妊活を始めます。

障害のある連れ子を愛してくれる旦那さんに、障害のない子の子育ても楽しんで欲しいという願いもありました。

流産や死産を繰り返した、厳しい妊活の末に、やっと第二子を授かりました。

ただ、最近になって、第二子には自閉症の傾向があるとのことです。

 

身近にSちゃんという旧友がいるTちゃんは、Sちゃんの第一子出産時から、ずっと彼女の生活を見守っています。

それだけに、綺麗事ではなく、障害児を育てる大変さを見てきました。

そんなTちゃんが言った「一人いるからいいじゃん。高齢出産のリスクも知るべき」という言葉には、説得力があります。

 

私は、綺麗事ではなく、やはりダウン症などの遺伝子異常を持った子や、自閉症の子を育てたいとは思えません。

避けれるのなら、避けたく、もし出産前にこのような事実を知ることができるのなら「出産しない」という選択を取るでしょう。

 

実は、私の姉の2人の子も、どちらも自閉症の傾向があります。

私は、今月、40歳ちょうどになりました。

そもそも、40歳を超えると、遺伝子異常のリスクが高まり、妊娠した子供に遺伝子異常が出生前検査で確認できるケースが40人に1人と言われています。

遺伝子異常の場合は、羊水検査などの出生前検査でリスクを確認することができますが、自閉症は出生前に確認する術はありません。

実は、私は、第一子妊娠の際、姉のケースもあったので、我が子をとても心配しました。幸い、我が子は、やや癇癪持ちですが、自閉症の傾向は見られません。

 

「お姉さんのケースもあるし、流産も繰り返しているので、出産における障害児であるリスクも知るべき」とTちゃんは、言います。

確かに、高齢における遺伝子異常リスクが高まるだけではなく、姉のケースを考えると、私の出産におけるリスクは高い気がします。

また、私の親戚には、重度の自閉症である従兄弟もいます。

遺伝子と自閉症の関係は、証明されていませんが、何か関係があるような気もしてしまいます。

Tちゃんに、現実を気づかされて、いつもは「一人いるからいいじゃん」という言葉に、反発を覚える私ですが、今回初めて「一人いるから、いいかも」と思えた瞬間です。

 

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綺麗事ではなく、現実的に障害児へのリスクを考える

羊水検査などの出生前検査や、その判定による赤ちゃんの堕胎などには、賛否両論があります。

今は、遺伝子障害や自閉症の子育てを頑張るお母さんたちの漫画やエッセイなどもたくさんあり、かなり前向きに捉えるようになったのは嬉しいことです。

ただ実際に、姉や親戚の自閉症子育てを見ていると、とても大変であると実感しています。

たまに、実家に自閉症の息子を連れて帰省する姉ですが、6歳の息子のお世話で、両親もヘトヘトです。

ほんの数日、滞在しただけでも大変なのに、これが毎日である姉は、とても大変だと思います。

また、姉の中で、健常児と比べた、強いコンプレックスもあるようです。

身体的、そして精神的に、とても大変なのは事実です。

自閉症子育ての漫画を読んでいると、大変な子育てを笑で痛快に見せていますが、現実は、やはり大変です。

逆に、ギャグなどで痛快にしていかないと、子育てを元気に行うモチベーションも上がらないかもしれません。

大変な側面を、明るく笑で吹き飛ばしてくれる漫画には、助けられると思いますが、大変な子育ての現実は、同じです。

障害のある子供を育てていくと、家庭全体のリズムが変わっていきます。

 

Tちゃんが言ったように、私には、高齢だけが理由ではなく、家族のバックグラウンドを考えると、健常児を出産できる確率は低いかもしれません。

この現実に気がつかない振りをして妊活をしていましたが、Tちゃんによって、現実を気がつかされました。

 

おすすめ自閉症子育て漫画

サイト管理人ララ
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妊活を辞めるか?続けるか?

  • 高齢妊娠のリスク
  • 家族バックフランドによるリスク

この2つの現実を、心から実感した私ですが、では妊活はどうするのか?

リスクがあるのは実感しましたが、かといって妊活をここで、きっぱり辞める気にもなりません。

妊活は続けます。

「一人でもいいかも」と思いつつも、やはり「2人目が欲しい」「また自分の赤ちゃんを、腕に抱きたい」という気持ちは強いです。

ただ「何が何でも、絶対に2人目!」というプレッシャーが少なくなりました。

代わりに、神様にお任せしようと言う気持ちが強くなりました。

 

「絶対に2人目!」と考えてしまうと、ストレスが多いです。

  • 妊娠しないストレス
  • 妊娠しても、不育症の為、流産への不安
  • 知人の妊娠・出産報告への落ち込み

 

「一人でもいいや」「神様にお任せ」と思ったら、妊活へのプレッシャーが減りました。

もちろん、今後も、上記のようなストレスや不安が、全くなくなる訳ではありません。

やはり、出産報告には羨ましい気持ちは続くでしょう。羨ましいと同時に、ちょっと落ち込むかもしれません。

ただ、気持ちの上で、少しは軽くなりました。

そして、一人いることへの感謝の気持ちが高まりました。

 

 

 

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