海外在住者が、日本で体外受精を行う場合の必要最低日数

体外受精必要期間 スケジュール 海外から帰国

 

私は2人目不育症です。1人目を体外受精で妊娠&出産した後、4回連続で初期流産をしています。

現在、海外在住ですが、今年の夏の日本帰省の際に、日本に残した凍結胚盤胞(凍結受精卵)を用いて体外受精を予定しています。

海外在住者の場合、日本滞在期間が限られているので、滞在期間調整や、航空券の購入には慎重になると思います。この記事では、海外在住者が、日本で行う体外受精に必要な、最低日数を解説します。

体外受精2つのケース

体外受精の種類には大きく分けて2つのケースが考えられます。

  1. 保存している凍結受精卵を利用して、体外受精を行う
  2. 採卵後に、体外受精を行う

私は1のケースに当てはまります。実際に、受精卵を保存しているクリニックに問い合わせた答えを元に、滞在最低期間を解説していきます。

 

採卵も行う場合は、採卵方法によって、期間にズレがあります。採卵前の準備も必要となるので、保存している凍結受精卵を使用する場合よりも、長い滞在期間が必要となります。

また、初めて通うクリニックの場合は、事前の検診などが必要な場合などがあると思うので、体外受精を希望するクリニックに直接問い合わせするのが良いでしょう。

こちらに、採卵から行う場合のスケジュールに関連する情報のリンクを紹介します。

関連リンク

利点と考慮するべき点と共に、採卵方法ごとのスケジュールが、説明されています

体外受精の排卵誘発法|体外受精|医療法人オーク会
体外受精の排卵誘発法には、ロング法、ショート法、刺激法、アンタゴニスト法などいくつもの方法があります。

保存している凍結胚盤胞をホルモン補充周期で移植する場合

まずは、保存している凍結胚盤胞をホルモン補充周期で移植する場合の手順です。

 

保存している凍結胚盤胞をホルモン補充周期で移植する場合

  • 月経開始1日目から3日目までに来院 →ホルモン剤の使用開始
  • 治療開始から20日後前後に移植
  • 移植の10日後前後に妊娠判定
  • その1週間後に胎嚢を確
  • ホルモン補充は胎嚢確認後5-6週間継続
  • 移植日以降、帰国はいつでも可能

生理タイミングを合わせて帰国した場合、最短4週間

月経開始日と同時に、日本の帰省し、すぐに体外受精を行うクリニックに行った場合、最短で体外受精を終えて、海外へ帰国することができます。

その期間3週間です。

ただ、現実的に考えて、海外からの長旅の後、すぐに病院に行くことや、生理のズレなどの可能性なども考えると、プラスで1週間の予備を設けた方が良さそうです。生理のタイミングを日本到着日に合わせた場合、4週間が現実的な必要最低限の日数でしょう。

イメージ

  • 5月1日(水): 日本到着 
  • 5月3日(金):(生理1日目)病院へ*ホルモン治療開始

20日後

  • 5月24日(木): 体外受精(論理的には、術後に帰国することも可能)
  • 5月27日(日)帰国

 

ここで重要なのは、生理開始日はズレる可能性もあるので、最初の通院と、手術日にプラス3日ほど設けています。それ故、実質、最短でも4週間が必要となります。

それでも、生理のズレによって体外受精日が遅れたりした場合、4週間のスケジュールでも不安が多いです。5週間あると、安心のスケジュールですね。

日本の祝日などで、クリニックが閉まっている日などもご注意ください。また、まれに担当医が学会などで診察できない日もあるかもしれないので、航空券予約前に、クリニックのスケジュールなどを確認した方が良いでしょう。

妊娠確認までする場合は、6週間

この場合、妊娠の確認は、ご自身が暮らす国となります。日本滞在中に妊娠確認をしたい場合は、体外受精から10日後となるので、プラス2週間と考えて良いでしょう。

病院によっては、14日以降からの検査としているケースもあります。体外受精を行う病院やクリニックの方針によります。

ただ、実質的には10日ぐらいからフライング検査で結果が出てくるようです。フライング検査用として販売されている訳ではありませんが、フライング検査には「クリアブルー」が定評があります。他の検査薬よりも早く、反応ラインが出るようです。

 

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生理4日目で帰国した場合は、約2ヶ月になることも、、、

生理タイミングを合わせずに帰国した場合、特に月経1日目から3日目を逃して、4日目に帰国した場合などは、次の生理を待ってから最初の通院することになります。

結局、帰国から体外受精まで、合計6週間から7週間必要なことになります。

生理周期が長めの方は、さらに次の生理までの待ち時間が長くなるので注意です。

 

自分の生理周期に合わせて帰国するのが理想的です

私の体外受精と帰国スケジュールは?

私は、子供の都合もあり、帰国は7月1日(月)です。

私の生理周期は28日で、毎月ほぼ遅れなく、正しく月経が始まります。そのスケジュール通りに行けば、私の日本帰国後の月経開始は7月21日(日)です。

月経開始2日目となる、7月22日(月)に、最初の通院予定です。そこからホルモン治療が始まります。

7月22日から20日後は8月11日なのですが、日曜日。さらには山の日の振替休日で翌日12日(月)は祝日です。この場合、体外受精日が8月17日(土)か13日(火)になると思うのですが、クリニックに行くまでは不明です。

体に一番良いタイミングで受精したいので、祝日や週末に重なって調整するのは嫌な気分です。ベストなタイミングで体外受精できることを願っています。

妊娠判定日は8月23日前後になるでしょう。

私の帰国は9月上旬なので、妊娠判定までできて十分な時間があります。2ヶ月あると、スケジュール的には安心ですね。

帰国から月経開始まで約3週間あるので、その期間は、海外では治療が難しい漢方薬や針灸などで、体調を整えたいと思っています。

 

 

 

 

 

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