前回のブログ「2人目不育症「一人いるから、いいじゃん」に反感していた私が「一人で良い」と思えた瞬間」では、友人との会話によって、第二子不育症である私が、初めて「第二子出産を諦め、一人だけでも良いかも」と思えた瞬間についてのエピソードを紹介しました。
まだ、完全に妊活を辞めた訳ではありませんが、妊活の為に有名な病院や医師の診察を受けようとしたり、新しい治療法を始めたり、治療段階を次に移したりと、妊娠・出産の為に出来ること何でもやるような妊活は、しないつもりです。
「今いる一人で満足。2人目は、神様に任せる妊活をしよう」と思ったら、妊活ストレスが減り、かなり気楽になりました。
私の場合は、二人目不育症による妊活です。
なので、贅沢なことは言えないのですが、長く妊活をされている方にとっては「妊活の辞めどき」に悩む方も多いかと思います。
ここでは、そんな長い妊活を辞めた実体験のエッセイ本を紹介します。
不妊治療のやめどき
妊活者の言葉や気持ちを代弁
アマゾンのレビュー数は50を越え、評価も5つ星中4.5と高評価の一冊です。
辛い妊活でのメンタル、妊活からのストレスやプレッシャーを代弁してくれる本です。
妊活中の自分の中でモヤモヤしている気持ちを、言葉に置き換えてくれるので、自分の気持ちの整理にもなります。
整理できていなかった気持ちを、整理できると、心の癒しにつながります。
読んでいて、自然と涙が溢れてくるシーンも多い、一冊です。
不妊治療を後悔するものとしてではなく、愛しい自分の人生の一部
この本で筆者は「不妊治療を後悔するものとしてではなく、愛しい自分の人生の一部」と語っていますが、すでにこの言葉に癒されます。
私は、金銭的な戸惑いから、最新治療法に手をだせないですし、ステップアップ(私の場合は卵子の着床前診断)できません。
「最大限にできる妊活をしないと、後で後悔が残るのでは」と心配になり、迷ったり、ストレスを感じたことがあります。
不妊治療の方法方法に限らず、2人目を授からなくても「後悔するものではなく、その期間の妊活も愛おしい自分の人生の一部」と思うと、4回経験した流産への癒しにもなります。
レビューにも励まされる
アマゾンでは、50以上のレビューが載せられています。
ここで、レビューの1つを紹介します。
本当に赤ちゃんが欲しくて10年頑張った治療からフェイドアウトして3年が程経ちます。
この本は今の心境を言語化してくれて、とても癒され、勇気を与えてくれました。
幸いやりたいことを見つけられたので軌道修正できましたが、私は一生不妊です。
でもそれは決して恥じることではないんだ、とこの本を読んで再確認できました。治療中誰にも相談できずにいた頃にこの本を読んだら気持ちが軽くなっただろうな…と思います。
不妊治療始めたばかりの人にもお薦めです!
レビューをしている方の多くは、不妊治療を行い、途中で辞めた方のレビューです。
その方達のレビューを読むと、物語の最終回「出産」だけがハッピーエンドではなく、「妊活をやめる」ハッピーエンドもあるのだと励まされます。
妊活におけるストレスや悩み、同じ辛さを味わった方のレビューコメントを読んでいるだけでも、参考になったり、励ましになります。
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不妊治療、やめました。ふたり暮しを決めた日
アマゾンレビュー数は100以上。5つ星中4つ星の高評価のエッセイです。
まずは、レビューの1つを紹介します。
夫婦諦めずに助け合って生きることの大切さを感じました。
最近子供を見かけるといつも落ち込んでいましたが、落ち込んでばかりはいられませんね!一度きりの人生。
そばにいてくれる人と大切に生きていきたい。
「子供の有無に関わらず、夫婦で楽しく生きていく」というポジティブな姿勢を見せてくれる本です。
時に涙あり、笑ありのエッセイです。
不妊治療をしていると、その治療ストレスによって、本来、楽しむべきものを楽しめなくなってしまった心に気がつく時があります。
夫婦の不妊治療に対する温度差によって、逆に夫婦関係がギクシャクしてしまったという話も聞きます。
そんな状態にある方なら、この本を読んでいただき、子供以前に、夫婦の大切さも再発見して頂きたい本です。
まとめ
妊活のやめどきで悩んでいる方が、最初に手にする本で悩んでいるのなら、最初に紹介した「不妊治療、やめました。―ふたり暮らしを決めた日」です。
不妊治療をやめるタイミングのヒントだけではなく、不妊治療で疲れている心と気持ちを代弁してくれ、癒してくれるからです。
2冊目として探している方、不妊治療によって「夫婦関係がギクシャクし始めた」「不妊治療を笑で吹き飛ばしたい」なら、2冊目に紹介した「不妊治療、やめました。―ふたり暮らしを決めた日」がおすすめです。
本だけではなく、ネットには多くの「不妊治療をやめた」ブログもあるので、またの機会に紹介していきたいと思います。
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