アストゥリアス2泊3日の旅で、一番のハイライトは、終日の観光が可能な2日目です。
この日は、街から出て、アストゥリアスの歴史や、田舎風景、大自然を堪能してみてください。
この日はCangas de Onís(カンガスデオニス)を拠点に、Covadonga(コバドンガ)を攻めます。牧歌的な風景、キリスト教聖地参拝、アストゥリアス山岳部内の街散策を堪能できます。
車(レンタカー)がなくても、この方面へのアクセスはバスが出ているので安心です。バスでのアクセス・料金については、一番最後に説明しています。
それでは、早速、アストゥリアス2日目、山間部の大自然と歴史堪能のプランを紹介します。
車がある方は
車がある方は、ランチ後のCangas de Onís(カンガスデオニス)探索を終えた後、スペインドラマの舞台ロケーションになった海岸沿いの美しい村、Llastres(ヤストレス)散策がおすすめです。
Llastresに向かう途中には、恐竜博物館があります。
博物館以外は、無料で入れる公園で、恐竜を模った遊具と、大きな恐竜が庭園にそびえる姿に、子供達も大喜びです。
公園全体が見晴らし良い空間になっていて、見下ろす海と村が美しいです。
詳しくは「スペイン秘境「アストゥリアス」2泊3日モデルコース【2日目】車ありコース」にて見所と移動時間を説明しています。
アストゥリアス2日目
10:00 Covadonga (コバドンガ)
- Santuario de la Virgen de Covadonga(滝が流れる崖の上にある洞窟聖堂)
- A Los Lagos de Covadonga(ア・ロス・ラゴス・デ・コバドンガ)コバドンガの湖
13:30 ランチタイム
- Covadonga (コバドンガ)からCongas de Onísへの道沿い
- 炭火焼レストランで「グリル料理」
15:00 Cangas de Onís(カンガスデオニス)
- 散策
- コーヒータイム
16:00 【バス利用プラン】
→ 16:00アウトドア・アクティビィ(カヌー、乗馬など)
→ 18:30 帰路へ(Congas de Onísからオビエド、ヒホンへバスで約2時間弱)
16:00 【車利用プラン】
※詳細プランは「2日目車ありコース」参照
→ 16:40 Jurassic Museum of Asturias 恐竜博物館
→ 18:00 Llastres(ヤストレス)綺麗な海岸沿いの村
→ 20:00 帰路へ (オビエド、ヒホンへ車で約1時間)
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【午前中】コバドンガ(Covadonga)
Covadonga(コバドンガ)は、アストゥリアスに来たら、絶対に外したくなく名所の1つです。
湖近くに広がる牧歌的な風景。そして、崖にそびえる洞窟内に祀られた神秘的なマリア像と聖堂からなるアストゥリアスのキリスト教聖地。
アストゥリアスの魅力が凝縮されたのがコバドンガです。
Santuario de la Virgen de Covadonga
コバドンガは、アストゥリアスのキリスト教の聖地となっているマリア像が、洞窟を切り開いた中に祀られています。
小さな洞窟の入り口を進むと、滝が流れる崖の上にそびえ立つ聖堂が見えます。下に滝が流れる音が聞こえる聖堂は、小さいながらも、とても神秘的です。
聖堂のマリア像参拝を終えると、階段で滝の近くまで降りてください。滝すぐ近くまで歩いて行き、水に触れることができます。
また、滝の水が溜まっている池に「後ろ向きでコインを投げ入れながら願掛け」すると願いが叶うと言われています。
教会で賛美歌に耳を傾ける
同じ敷地内には、ミサも行われている教会があります。
ミサ中の賛美歌は、教会内の高い天井の音響効果も良く、心がうっとりする歌声です。ミサの時間については、わからないのですが、私が行ったのは日曜日11時過ぎでした。
案内所前のカフェからの眺めがおすすめ
※私が、カフェから撮影した写真です。コバドンガ全体が一望できます。
バスなどが到着する入り口近くに観光案内所があります。その脇に階段があり、それを登るとアストゥリアスの古い蔵を残したカフェがあります。
高台になっているので、そこから眺めは、教会が一番美しく見えるスポットです。写真撮影スポットとしておすすめです。
観光地のカフェは高い傾向がありますが、このカフェは一般的な値段なのも嬉しいです。カフェの外にはテーブルもあるので、聖堂を眺めながら、シードラも飲めますよ。
A Los Lagos de Covadonga
Ercina lake. Photo Julio P. Gandul
時間に余裕があれば、コバドンガのマリア像聖堂から、湖が美しいA Los Lagos de Covadonga(ア・ロス・ラゴス・デ・コバドンガ)まで、足を伸ばしてみてください。車やバスで20分程度の距離です。
「Lagos」とは、スペイン語で「湖」を意味します。その名の通り、美しい湖が山頂に位置します。その絶景は、一見の価値があります。
アストゥリアス州の大自然らしい景色が一望できる、人気の観光スポットです。ハイキングを楽しむことがで、周辺に買われている牛や羊に餌をあげることができます。
山の上なので、服装などには少し気をつけてください。長めのハイキングをされる場合は、時間の余裕と装備に気をつけて出かけるようにしてください。
ハイキングをしないでも、軽い散歩として、絶景を眺めるために訪れる価値はあります。
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ランチは炭火焼レストランがおすすめ
※このような眺めの、広々とした座席と駐車場を持つ炭火焼レストラン
Congas de Onis(コンガス・デ・オニス)とCovadonga(コバドンガ)の間の道には、テラスを構えた大きめな炭火焼レストランがいくつかあります。
いづれのレストランも、大きめで、席数が多いので、夏のハイシーズン以外なら、特に予約は不要でしょう。ただし、テラス席を希望する場合などは、予約した方が良いでしょう。
※レストラン横の羊放牧地帯。近寄ると、羊は遠くに行ってしまった、、、
レストランの横には、牛、羊、馬などが放牧されていることも多く、子供連れには、動物たちを近くで見ることができるので、特におすすめです。
道沿いに複数のレストランがありますが、料理レベルや、店の雰囲気は似たり寄ったりです。気が向いたレストランに入れば良いと思います。
「ファバダ」をメニューに揃えているレストランがほとんどですが、せっかく炭火焼レストランなので、炭火焼メニューを頼むのが、おすすめです。
「Asada」と書かれている料理が、炭火焼です。豚のスペアリブ、ステーキ、子羊チョップなどの肉メニュー他、野菜の炭火焼などを取り揃えています。
夫と2歳の子供の3人旅で、ファバダ、サラダ、スペアリブ炭火焼の3品を注文しました。
スペアリブ炭火焼は12ユーロ(約1500円)、ファバダは14.5 ユーロ(約1900円)、サラダは5ユーロ(約650円)。
1皿の量が多い!!
頼みすぎで、かなりの量を残してしまいました。
ファバダもスペアリブも1皿で2人前ぐらいの量なので、大人2人なら炭火焼1皿とサラダで十分だと思います。
前述のコバドンガ湖近くにも、レストランがあります。バス利用の場合は、Congas de Onis到着前の途中下車となり、時間に無駄が出る可能性があるので、湖で長く時間を過ごす場合は、湖でのランチで良いと思います。
湖に向かう途中、Asadoがあるレストランを通過するので、見た目から判断して、どうしてもAsadoの食事をしたい場合は、湖滞在時間を調整してください。
ランチ後はCangas de Onisでコーヒータイム
8世紀にアストゥリアス王国が建国された後に、アストゥリアス王国の首都となったのがCangas de onis(カンガス・デ・オニス)です。アストゥリアスの歴史に、重要な意味を持った街です。
オヴィエドやヒホンからバスで到着した方が、最初に到着する街となります。
小さな街ですが、スイス山間部の街のような趣があり、緑豊かで、どこかノンビリした雰囲気のある、味わいある街です。
日曜日は、広場で野菜、チーズ、チョリソー、日用雑貨などが販売されている市場が開催されています。アストゥリアスの食卓に上がる一般的な食材を覗き見するのは、楽しいものです。
そこまで大きな街ではないので、十字架が掛かる橋「Puente Romano(プエンテ ロマノ)」をサクッと写真に収め、食後のコーヒーやデザートを召し上がる程度で良いでしょう。
カンガスデオニスは、ヒホンやオビエドからバスで到着した場合、最初の到着地点となりますが、カンガスデオニス観光は後にして、最初はコバドンガへ、ローカルバス乗り継ぎが必要な場所から攻めてくださいね。
カンガスデオニスは、バスを待つ間などの、隙間時間での観光で十分です。
カンガスデオニスの街中には、たくさんのレストランがあり、ランチセットメニューなども提供しています。ただ、私のおすすめは、絶対に、前述の炭火焼レストランです。
カンガスデオニス内のレストランは、ざわざわと騒がしく、炭火レストランに比べると、田舎らしい、のんびりさに欠けます。ヒホンやオビエドでも、同じようなレストランはあるので、ここでは、田舎らしいレストランが絶対におすすめです。
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ハイライトは、アウトドアアクティビティ
これらのコンガスデオニスの街に入る手前にあるため、以下に紹介するエージェンシー付近に停車するバス停車場がありません。
コンガスデオニス街まで、エージェンシーに送迎を頼む(そのようなサービスがあるかは不明。交渉次第では有り得るかも! ?)か、タクシーで向かってください。距離的には車で10分以内の距離となります。
アウトドア・アクティビティをプランに入れる場合は、移動は時間に余裕を持つように気をつけてください。
もしくは、最初に時間厳守が必要なアウトドアを午前中に、午後にコバドンガに向かうのも良いプランです。
その場合は、ランチは13時以降でないと空いていない点に注意です。12時前にアクティビティが終わっても、その頃にランチできるレストランは空いていません。
アウトドアを最初に持ってきた場合は、炭火焼レストランではなく、コバドンガ湖近くでのレストラン利用の方が、時間に無駄がないかもしれません。
渓流登り、カヌー
※写真はAventura Norteホームページから拝借しています。
「Aventura Norte」では、渓流下り、カヌー、自転車、洞窟内トレッキングなど、カンガスデオニスの大自然を満喫できる、アウトドア・アクティビティを用意しています。トリップアドバイザーでの満足度も5星と満足度高いアクティビティです。
カヌーで30ユーロ、渓流下りが40ユーロとなります。
豊富なアウトドアメニューを取り揃えているので、HPにて詳細をチェックしてみてください。
乗馬
※写真はRutas a Caballo El Doradoホームページから拝借しています。
6キロのコースを馬に乗りながら散策するプランです。1時間と2時間のプランから選ぶことが可能です。
2時間コースの場合は、10時から12時。もしくは12時から14時。
1時間コースの場合は、最終が16時です。
事前予約が必要なので、必ずホームページ経由で問い合わせをしてください。電話とメールで予約受付をしています。
お子さんの参加の場合は、8歳以上、身長120cm以上が条件となっています。
ホームページ Rutas a Caballo El Dorado
バスを利用する場合
GoEuroサイトを利用すると、バスや電車の乗り換え方法、時刻、値段など、詳しく検索することができます。
Cangas de Onisへ
ヒホンやオビエドからも、バスが出ているので、公共交通機関を利用した旅としても、難なく到着できるスポットでもあります。
アクセスはバス会社ALSAで、Cangas de Onis(コンガス・デ・オニス)に向かいます。
オビエドから7ユーロです。所要時間は約1時間半、直行バスです。
ヒホンから5.94ユーロです。所要時間は約1時間50分。Cangas de Onisよりも6キロ手前の村で、一度、乗り換えが必要となります。
Cangas de Onisに到着したら
Cangas de Onisに到着したら、コバドンガを経由に含む、湖までの1日バス乗車券を購入してください。
料金は、大人8ユーロ、12歳以下3.5ユーロ、3歳以下は無料です。
カンガスデオニスからコバドンガ間だけなら、片道1.5ユーロです。途中下車や、コバドンガ湖へ行く予定がなければ、このチケットで良いでしょう。
バスはCangas de Onis発は9:00から、最終18:30です。湖からの最終バスは19:30となります。ただし、11月と12月の湖からの最終バスは18:30となります。
カンガスデオニス(Cangas de Onis)から、マリア像聖堂があるコバドンガ(Covadonga)までは、バス(車)で約15分。コバドンガから湖までは、さらに約20分ほどとなります。
Cangas de Onis(コンガス・デ・オニス)とCovadonga(コバドンガ)の間には、小さな村も多く位置し、アストゥリアスの建築様式による古い蔵も残っています。インスタ映えするような写真もたくさん撮影できそうなスポットです。
午後にアウトドアアクティビティ予定などなければ、こういった小さな村にバスで立ち寄るのも良いと思います。小川が流れる村もあり、田舎らしい風景です。
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2日目を終えて、3日目へ
2日目は、これぞアストゥリアス!と思える観光スポットも多く、充実の1日になることでしょう。2日目を終えた夜は、ぐっすり眠れそうです。
ここでの情報は、私がスペイン語で収集した情報で、今後、バスのスケジュールや値段などは、アップデートあると思います。旅行前には最新の情報を得るようにしてくださいね。
アストゥリアス2泊3日の旅。最終日3日は「美術館」「美しい村」「美しい海岸」「世界遺産」の4つのテーマで、最後の観光オプションの紹介です。
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