スペイン秘境「アストゥリアス」2泊3日モデルコース【3日目】

 

アストゥリアス2泊3日の旅も最終日となりました。

今日の午後は、帰路につく必要があるので、午前中にのんびり無理のないプランで、最後のアストゥリアスを楽しみます。

3日は「美術館」「世界遺産」「美しい村」「美しい海岸」のテーマから、移動時間や帰路の交通手段に合わせて、好みの観光スポットを選びます。

 

アストゥリアス3日目

アストゥリアス3日目は、帰りの飛行機や電車時刻に合わせた無理のない移動プランを組むようにしてください。

田舎方面のバスや電車本数は少ないので、遠くへの移動は、車がない方の場合は控えた方が良いでしょう。

ここでは、オビエドやヒホン近くにある、美しいビーチや村のオプションを紹介します。複数の場所をオプションとして紹介しますが、その内、興味や時間が許す範囲で選べば良いでしょう。

ここでは、4つのテーマでおすすめの観光スポットを紹介します。

街探索を深める(車がない方におすすめ)

  • 滞在地の美術館
  • ビーチや公園

 

「緑の海岸」美しいビーチ巡り

  • Playa de Gulpiyuri(グルピユリ海岸)
  • Playa de Cuevas del Mar

 

アストゥリアスの「美しい村」巡り

  • Cudillero(クディエロ)
  • Bulnes(ブルネス)

 

アストゥリアス「世界遺産」

  • サン・ミゲル・デ・リーリョ教会(Iglesia de San Miguel de Lillo)(バスあり)
  • ティト・ブスティヨ洞窟(Cuevas de Tito Bustillo)

 

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街探索を深める

田舎方面のバスや電車本数は少ないので、車がない方の場合は、ここで紹介しているビーチや村に向かうのは、控えた方が良いでしょう。

初日に、街観光をしていますが、オビエドやヒホンの美術館などを取り入れれば、初日では見れなかった街の魅力を更に深めることになります。

 

サイト管理人ララ
市内にある人気美術館、博物館の一例です。 

 

オビエドに滞在しているのなら、この後に紹介している「サン・ミゲル・デ・リーリョ教会」までバスで向かうことができます。

ヒホンに滞在しているのなら、ビーチで残りの時間を過ごしたり、市内にある大きな乗馬センターを見学するのも良いでしょう。

 

「緑の海岸」美しいビーチ巡り

 

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アストゥリアス海岸は「緑の海岸」という意味で「Green coast」や「 Costa Verde」と呼ばれています。

実際に、アストゥリアスは数多くの美しいビーチ、そして大自然によってユニークに造形されたビーチが多く存在しています。

緑豊かな山に囲まれ、小さく湾になったビーチが多く、プライベートビーチ感溢れる、エメラルドグリーンの海が美しいビーチです。遠浅、しかも白浜なのが、ビーチでの時間も過ごしやすいです。

海水浴には早い季節でも、海の風を浴び、波の音を聴きながら、砂浜での日光浴や、読書などが気持ち良く過ごせる場所です。

ヒホンでのホテル滞在なら、移動しなくても、街の目の前にビーチがあります。車がない場合など、一番手軽にビーチ体験できるのはヒホンです。

ただ、ここで紹介する緑に囲まれた海岸は、また別物です。息を飲み込むような、壮大な景色の海岸が広がります。

サイト管理人ララ
アストゥリアスに来たら、一度はビーチ体験したい!

 

Playa de Gulpiyuri(グルピユリ海岸)

 

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数多くあるビーチの中でも、最もユニークと言っても良いのが「グルピユリ海岸」です。ヒホン、オビエドから東に、車で約1時間です。

写真を一見すると、砂浜前は山で塞がれていて、どこから海水がやってくるのかが理解できません。もう少し、遠方から撮影されたドローン写真を見ると、ビーチから少し離れて、大海があることがわかります。

一見すると、岩で塞がっているように見えるますが、岩の下では海水が入り込んでいるようです。

ただ、私が宿泊したホテルスタッフからの情報によると、見る分には興味深いけれど、泳ぐ海としてはおすすめしないとのこと。

海水の出入りが岩によって妨げられているせいか、水中に、小さな生物が多いらしく、チクチクするとのことでした。

この珍しい大自然による造形を見に行くだけか、砂浜での日光浴や砂遊び程度が、ちょうど良いそうです。

Playa de Cuevas del Mar

 

ンネル型の岩が成す造形がユニークなのが「プラヤ・デ・クエバス・デル・マール」です。トンネルの下をくぐって泳ぐことも可能です。

エメラルドグリーンの海と、ユニークな岩が神秘的な雰囲気を持ったビーチです。

 

 

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サイト管理人ララ
その他、おすすめのビーチは以下の通りです。 
アストゥリアスおすすめビーチ

  • Playa del Silencio
  • Playa de Rodiles
  • Playa de la Griega
  • Playa de Santa Marina
  • Playa de La Atalaya
  • Playa del Toró

 

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アストゥリアスの美しい村巡り

アストゥリアス山岳部には、昔ながらの蔵を多く残した村。海岸沿いには、山の側面に階段式に建てられた漁村などが多く残ります。

アストゥリアスの人々の暮らしを、肌に感じる「村巡り」も面白いものです。散策価値ある、美しい村を紹介します。

Cudillero

 

スペイン語で「漁師の門」という意味の「Puerto Pesquero(プエルト・ペスケロ)」は、漁師の村「クディレロ(Cudillero)」にある観光スポットです。

色とりどりの建物が有名で、カラフルな家々は「インスタ映え」間違いなしです!

 

 

 

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ヒホンからは西へ、車で約1時間。オビエドからは、車で約1時間半の距離になります。

海沿いの村なので、シーフードを提供するレストランも多くあります。帰路につく前のランチは、ここで如何ですか?

現在も漁業を続ける村なので、運が良ければ、伝統的な漁法を見ることもできます。

 

Bulnes(ブルネス)

Blunes ブルネス

Photo by Andres Alvarado “Bulnes el Alto”

Bulnes(ブルネス)は、ヒホンから東、山岳部に入り、車で約2時間10分。オビエドからは、車で2時間30分の距離になります。

ヒホンやオビエドからは、かなり離れ、さらに山中に入っていくので、帰り道が東に向かう方のみにおすすめします。

村自体はかなり小さいので、散策する時間はわずかでしょう。この村のユニークな点は、何と言っても、その大自然の中の立地です。

写真やテレビで見るようなスイス山奥を思わせる、ヨーロッパらしい景色を、目に収めることができます。

霧深い山奥にあるこの村の脇には、小川が流れます。古い石造りの家々が、岩肌の景色にうまく馴染じむ姿がフォトジェニックです。

サイト管理人ララ
他にも、美しい村はありますよ。海岸沿いの方が、道路も整備されているので、アクセスが良いです。 

 

アストゥリアスの美しい村

  • Luarca(漁村)
  • Tapia de Casariego(海岸沿い)
  • Ribadesella(海岸沿い)
  • Tazones(海岸沿い)
  • Castropol(漁村)
  • Taramundi(山岳部)伝統的な建築物や蔵が多く残る村。
  • Bulnes(山岳部)絶壁の岩山に囲まれた小さな村。

 

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世界遺産をめぐる旅

アストゥリアスには「アルタミラ洞窟とスペイン北部の旧石器洞窟美術」と「オビエド歴史地区とアストゥリアス王国の建造物群」の2つが、ユネスコ世界遺産として登録されています。

サン・ミゲル・デ・リーリョ教会

サン・ミゲル・デ・リーリョ教会

Photo by vicenmiranda “Iglesia de San Miguel de Lillo”

オビエドおよびレナ(オビエドから南に34kmの町)にある9世紀の教会3つは、1985年に「アストゥリアス王国の教会」としてユネスコの世界遺産に登録されました。

1998年には、3つの建造物が追加され「オビエドとアストゥリアス王国の建築物群」と改名されました。

登録世界遺産

  • サン・ミゲル・デ・リーリョ教会
  • サンタ・マリーア・デル・ナランコ教会
  • サンタ・クリスティナ・デ・レーナ教会
  • カマラ・サンタ・デ・オビエド
  • サン・フリアン・デ・ロス・プラードス教会(オビエド市内)
  • フォンカラーダの泉(オビエド市内)

6つの建築物の中でも、最も有名なのが「サン・ミゲル・デ・リーリョ教会(Iglesia de San Miguel de Lillo)」です。

オビエドから南にあるナランコ山とにあり、オビエド内からバスも出ています。山を抜けていく景色は、放牧された動物達を眺めることがアストゥリアスらしい景色です。

教会からは、眼下にオビエド市内を見下ろすことができます。緑に囲まれた場所に建築されているので、景色の良さだけでも、訪れる価値はありそうです。

拝観は、ツアーのみのようです。ツアーをスキップして拝観だけは、断られる様子です。内部の写真撮影は不可となっています。

開園時間 

10月1日から3月31日
火曜日から土曜日: 10:00 – 14:30 h.
日曜日、月曜日: 10:00 – 12:30 h.

4月1日から9月30日
火曜日から土曜日: 9:30 – 13:00 、15:30 – 19:00 h.
日曜日、月曜日: 9:30 – 13:00 h.

Cuevas de Tito Bustillo

 

この洞窟は、2008年より「アルタミラ洞窟とスペイン北部の旧石器洞窟美術」として、他の17の洞窟と共に、ユネスコの世界遺産に登録されています。

アストゥリアスには、合計5つの洞窟が登録されています。中でも人気の観光地が「ティト・ブスティーリョ洞窟」です。

アストゥリアス世界遺産登録「洞窟」

  • ラ・ペーニャ・デ・カンダモ洞窟
  • ティト・ブスティーリョ洞窟
  • コバシエーリャ洞窟
  • リョニン洞窟
  • エル・ピンダル洞窟

その世界遺産級の価値は、北スペインの古代生活がうかがえる、イノシシ、馬や牛などの動物達の古代壁画です。ただし見所は壁画だけではなく「鍾乳洞」としても迫力ある十分な見応えがあります。

鍾乳洞の近くには、関連博物館もありますので、合わせて観光することができます。

ヒホンから東へ、車で約50分です。オビエドからは、車で約1時間半ほどです。

Tito Bustillo (ティト・ブスティーヨ)鍾乳洞

Barrio Pico, 1, 33569, Asturias, Spain

+34 985 18 58 60

開園時間: 水曜日〜金曜日(10:00 to 14:30 h. and from 15:30 to 18:00 h)

土日(10:30 to 14:30 h. and from 16:00 to 19:00 h)

博物館入場料: 大人€ 7.24、子供(4歳から11歳)とシニア(65歳以上)€ 4.70、3歳以下無料 

 

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満足度を保証できるアストゥリアス旅行!

実は、私のアストゥリアス2泊3日の3日目は、観光一切なしに、車で帰る旅になってしまいました。

それというのも、夫の具合が、旅行中から悪く、それでも、無理して旅をしていましたが、2日目ホテルに帰ったらダウンしてしまいました。3日は、このプランにあるビーチや村などを車で巡りたかったのですが断念です。

帰り道は車も運転できないほどになってしまい、途中で私の運転に変わります。帰宅後には高熱をだし、結局は肺炎でした。この旅から帰った後、1週間寝込むことになりました。

3日目は何もできなかった旅ですが、それでも2泊3日、大充実の旅となりました。アストゥリアスの魅力にメロメロとなったので、夫とも「また夏に戻ろう」と話しています。

サイト管理人ララ
トレッキングもいつかしてみたい! 

また、子供がもう少し大きくなったら、トレッキングメインの旅としても、アストゥリアスの山々を歩いてみたいです。

初めてのアストゥリアス2泊3日旅は、アストゥリアスのハイライトだけですが、アストゥリアスは時間をかけて深く追求できる旅先でもあります。

また、美しい大自然を前に、同じ場所にも、また行っても良いと思える場所です。

こんなに魅力あふれた土地であるにも関わらず、アストゥリアスの注目度と認知度は世界的にとても低いので「穴場の秘境」とも言えます。

サイト管理人ララ
人が集まりだしたら、もはや秘境とは言えませんからね。ボリビアのウユニ湖などが良い例です。レア感が減ってきました。

人が増えたら魅力が半減するので、このまま秘境として、とっておきたい気持ちもします。だけど、やっぱり、アストゥリアスの魅力を知って欲しい!本当に、何度も足を運びたくなる大満足な旅先です。

 

 

スペインへの行き方は、こちらをご参照ください

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