【妊娠7週6日】自然流産

1週間前の検診から、1週間ぶりの妊婦健診です。

前回の健診「妊娠6週6日】今朝、不正出血。本日のエコーも胎嚢中からっぽ(涙)にて、すでに流産の可能性は高かったので、妊娠継続への期待はしていなかった健診となります。

ただ、「稽留流産」確定かと思いきや、自覚がないままに「自然流産」していました。

流産とは思っていましたが、検診前に自然流産とは、あまりにも妊娠と流産のあっけなさを感じてしまいます。

検診前日から、検診での「自然流産」確定までの記録です。

 

参考不育症。今回の妊娠の全記録を「4回目流産ブログ全一覧」でリスト化しています。結局、妊娠8週で自然流産。その後、排出された胎嚢の染色体検査を受けました。

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胎嚢はどこ?

午前中の診察のため、病院に到着。先生に不正出血が続いている旨を伝えると、早速エコー健診です。

サイト管理人ララ
胎嚢が、ない!?

 

子宮の中には何も塊が見えないのです!先週のエコー健診では、小さいながらも黒い塊が見えました。それが、何もありません。

 

医師
胎嚢が排出されて、もう綺麗になくなっています
サイト管理人ララ
胎嚢らしき袋は、一度も出てきませんでした
医師
小さすぎて、塊にならなかったのかもしれませんね

 

気がつかないうちに「自然流産」していました。

 

ごく僅かしか確認できなかったものの、今朝見つけた、あの小さな血の塊が、胎嚢だったのでしょうね。

気がつきませんでした。

 

今回の妊娠は、いつも以上に赤ちゃんが育たなく、とても小さかったようです。

今回は、既に先週から流産の可能性への心の準備をしていたのと、4回目の流産ということもあり、ごくごく冷静に事実を受け止めました。

心の中に穴は開いていますが、病院で、涙を流すことはありませんでした。既に、流産の可能性が疑われた日に、涙は流しています。

つわりなどもなかったので、妊娠発覚から今日までの1ヶ月、妊娠を実感できず、とても淡々と、そしてあまりにもアッサリと妊娠が終了(流産)しました。

 

今回、妊娠判明してから、ウキウキした気持ちで不育症ブログを始めましたが、今回の妊娠は、あっという間に1ヶ月で終了してしまいました。

サイト管理人ララ
出産を報告できるまで続けたかった、、、

 

参考 流産後に出産・妊娠報告を聞くのは辛いもの。嫉妬心を感じる自分に罪悪感を感じるのも嫌ですよね。「どうせ、神様は願いを聞いてくれない。出産・妊娠報告に嫉妬して良いのだ!」にて、嫉妬心を肯定しています。

過去の流産との違い

初めての流産の時には妊娠8週頃に「稽留流産」が確定してから、自然流産を待ちましたが、自然に出てくるまでに1ヶ月ほどかかりました。

そして、赤ちゃんだったであろう塊も出てきましたし、塊が出た後は、5分もしないうちに生理ナプキン全体が真っ赤に染まるほどの、すごい出血がありました。

直近でのスペインでの2回の流産の時は、スペイン流の流産処置で、膣内に薬を入れて自然流産を促しました。

薬を利用した自然流産が始まる時には、鋭く強い生理痛の痛みから始まり、やはり塊が出た後の30分ほどは、トイレから離れられない大量の出血をしました。

この胎嚢が排出される流産のプロセスは、身体的に流産を実感します。

そして、身体から排出された胎嚢を見る時には、流産してしまった赤ちゃんへの何とも言えない悲しさと寂しさが募ります。

今回は、いつものような身体的なプロセスもなく、排出された胎嚢を確認することもなく、何だか「妊娠全てが夢だった」ような気さえ、してしまいます。

ポカン」と言うのが、今回の流産を表現する一番適した表現かもしれません。

排出された胎嚢を見るプロセスは、辛いのですが、これがないと私の中での妊娠していた、そして妊娠が終了したことが実感できまないのです。

 

サイト管理人ララ
赤ちゃんは、最後も姿を見せてくれなかった、、、さよならを言って欲しかったな

 

過去、3回の流産については「全流産の体験談」で、それぞれ詳しく、説明しています。4回流産しましたが、その度に、痛みや、出てきた胎嚢の見た目は異なります。

個人差というよりは、毎回の流産差を感じます。

 

参考 流産後のやるせない気持ち。「どうして?」と言う気持ち。池川先生の胎内記憶をヒントに「「流産」について、スピリチャルな視点で考えてみた」にて、気持ちの整理をしてみました。

 

4回目の流産後の処置

エコー後、特に子宮内のクリーニングなども必要ないようで、何の処置もなく診察が終了しました。

現在も出血が続いているため、念のために1週間後に事後観察の診察予定です。

過去2回のスペインの流産では、病院で胎嚢排出を促す薬を膣に入れた後に、痛め止めや止血剤など複数の薬を受け取り帰宅、自然流産に備えます。

けれど、今回は、薬の処方もありません。本当に、綺麗に胎嚢は跡形もなく、排出されたようです。

実際に、既に出血量は減っています。今朝の、ネバネバした出血のピークが、自然流産だったことを、改めて実感しました。

今後の妊活・不育治療

4回目の流産が確定しましたが、やはり第二子はあきらめきれません。

40代と言う年齢の壁にもぶつかりますが、子宮を少し休めたら、また妊活を始めたいと思っています。

今回は、初めてヘパリン注射とバイアスピリンを摂取した妊娠だったので、大丈夫かと期待していました。

けれど、私の場合「抗リン脂質抗体症候群」の検査結果が出ている訳ではないので、私の不育症対策として、効果はなかったのかもしれません。

私の不育症理由は、現在、不明です。残る検査は、夫婦の染色体検査です。ただ、ここで問題が見つかったとしても、母体への治療法がないのが実情です。

解決策があるとしたら、着床前診断です。着床前診断では、もともと染色体異常で着床できなかった受精卵、あるいは流産する運命にあった受精卵を調べます。

胎児として発育できる受精卵だけを子宮に戻すことができるので、流産可能性が高い受精卵を最初から排除することが可能です。

でも、着床前診断って高いんですよね。日本も高額だと思いますが、スペインでも50万円ぐらいするようです。

第一子は、妊娠中から何も問題なく出産できている訳なので、私には、まだ産める可能性は残っていると信じています。

具体的な不育症原因がない今は、とにかく、妊娠の数で勝負するしかなさそうです。

4回の流産を繰り返すと、最初の妊娠で無事に産まれてくれた我が子が、本当に奇跡に感じます。

 

サイト管理人ララ
くんくん、しっかりとママのお腹にしがみついてくれて、ありがとう!! 

 

参考 不育症の治療や検査に助成金を用意している市町村があります。「不育症「助成金制度」がある自治体(市町村)リスト【2018年】」にて全国の市町村の助成額と助成期間の概要をまとめています。

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まとめ

私は流産してしまいましたが、最後に、医師からの流産診断が出た後に、胎動を確認し、出産に至った方のブログを紹介します。

フランス在住のブロガーさんですが、フランスではなく、あえて日本で体外受精での妊活を行います。

妊娠に至ったものの、赤ちゃんの成長が遅く、医師から稽留流産の診断を受ます。ところが、流産処置の掻破手術当日に、胎動を確認し出産に至りました!

このブログ読みどころを「流産処置手前で心拍確認をし、出産に至った妊活ブログをおすすめしたい!で詳しく紹介しています。

この実話は、本当に奇跡だと思うし、励まされます!

 

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コメント

  1. Kazumi より:

    こんにちは。私は現在デンマーク在住で第二子妊娠希望のKazumiと申します。
    昨年クリスマス前に繋留流産確定し、クリスマスイブから進行流産となりました。そして、5月14日頃に再び待望の陽性反応がでて、初回の検診を明後日(5/30)に控えていたのですが、昨日から出血が始まり、今朝赤黒い塊というより白味ががった塊が出てきました。まだ恥骨痛があり子宮とキューッと締め付けるような痛みがあるので今からが本番かな?という気がします。一度もエコー検査をしていないので胎嚢がどのくらいの大きさで胎芽がどのくらい育っていたのかも分からないのですが…。

    デンマークの不妊治療は妊娠希望カップルの第一子時のみ補助(無料になるのかな?)が適用されるらしく、きっとかなり高額になるので躊躇していますがとりあえず検査を受けてみようと思っています。

    ララさんが書かれている通り、悲しいよりも本当に何故?どうして?が強いです。
    ネットで調べていても過去の記事ばかりでリアルタイムの記事を見つけてコメントさせていただきました。。。

  2. ララ より:

    6月中に急にスペイン国内で引っ越しすることになり、バタバタしていたり、新居でネットがつながるのに時間がかかったりで、ブログをチェックできない日が多く、お返事まで遅くなってしまいまして大変失礼しました。

    Kazumiさん、コメントありがとうございます。
    実は、このブログ開設以来、初めてコメントを頂いたので、とても嬉しいです!

    Kazumiさん、その後、ご経過はいかがですか?
    無事に、妊娠継続されていることを願っております。

    流産って、体もそうですが、メンタル面に応えますよね。
    おっしゃる通り、私も「何故?」という気持ちが強いです。
    4回流産していると、妊娠したいものの、流産への不安から、妊娠が怖くもなってしまいます。
    ネガティブな気持ちは妊娠にマイナスと思いつつも「次もダメかも」という思いが強くなってしまい、ネガティブな気持ちを消すのが1つの戦いです。

    私は流産してしまいましたが、「ダメかも〜」と思っても、妊娠継続したケースを紹介しますね。
    コメントを頂いてから1ヶ月が経過してしまったので、励ましとしては遅くなってしまいましたが、、、(返信が遅くなり、本当にスミマセン!)

    今回の私の妊娠時期に、同じ不育症の友人も妊娠しました(予定日は1日違いでした!)。
    彼女は妊娠初期から、ずっと出血が続いていて「また流産かも」と話していましたが、結局は現在も無事に妊娠継続しています。
    現在は、妊娠18週頃だと思います。ここまで続けは、出産までたどり着けそうです。

    また、おととい「お!」と思う妊活ブログを、本サイトで紹介させて頂きました。
    http://life-trek.work/2018/07/osusume-blog/
    フランス在住で、フランスで妊活を行っていましたが、日本の体外受精技術の方が高いと思い、単身日本へ渡り、2回(各6ヶ月ほど)の日本滞在で妊娠。
    日本での最初の妊娠は流産してしまいますが、2回めの滞在時にまた妊娠。
    ただ、成長が遅く「稽留流産」判定が出て、別の病院で子宮内除去手術(そうは手術)の予約をしますが、なんと手術日当日のエコーで胎動を確認。
    無事に出産された方のブログです。

    Kazumiさんも私も、海外在住での妊活なので、フランス在住の日本人女性の妊活ブログは情報として、そして日本滞在しての妊活には「お!!」と思うことが多いブログだと思います。
    また、病院で流産決定した後に、奇跡的に胎動確認、そして出産されている点には、かなり励まされるブログだと思いますよ。
    ご参考までに、紹介させて頂きました。

    デンマークは、不妊治療が、第一子のみ無料になるのですね!
    でも、Kazumiさんの場合は、第二子だから適応外ということですよね。高額治療に躊躇する気持ち、わかります。

    スペインでは、公立病院利用なら無料に近い値段で体外受精ができるようですが、待ち時間が2、3年かかってしまうのと、私は対象外の高齢になってしまいました。
    手術を受ける時点で40歳未満までしか対象にならないようで、今年、40歳になる私はアウトです。
    プライベート病院での不妊治療は高額で、日本のように市町村からの補助もないので、躊躇してしまいます。
    私の場合は不育症なので、着装前診断で卵子を調べてからの体外受精でないと、あまり意味がなさそうなので、体外受精だけでも高額なのに、着装前診断も必要かと思うと超高額になってしまいます。

    日本では、不育症に対して補助金を出している自治体も増えてきたようです。
    それだけではなく、不育症専門病院などでは、スペインではできないような治療もできそうで、日本での治療を頭をかすめることがあります。
    ただ、夫を置いていき単身で日本に行く勇気がなく、金銭的にも躊躇します。
    とりあえず、今は次の自然妊娠待ちです。

    長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
    Kazumiさんの5月の妊娠が継続していることを願っています。
    コメント、ありがとうございました!