<2人目不育症>4回の流産を経て、出産できた理由を考えてみました

第二子出産から、約半年が経過しました。妊娠中は、週ごとに経過を綴っていましたが、出産後は赤ちゃんお世話で時間がなく、半年ぶりの更新です!

原因不明の不育症で、4回の流産を経て迎えた赤ちゃんだけに、我が子の顔を見て

「ママのところに来てくれてありがとう!お腹にしがみついていてくれてありがとう!生まれてくれてありがとう!」

感謝の気持ちいっぱいで、話しかけています。

流産が続いた時期には「命を授かるのに、産めない」意味を、スピリチャル的に考える本や、同じ体験者さんのブログなどに慰められていました。

「神様は、失う痛みを味わうだけの妊娠を、どうして何度も私にさせるのだろう!」と思ったことが何度もあります。

 

不育症を乗り越えて出産された方のブログには、希望を見出しました。

なので、私の体験も、次の誰かの参考になればと願い、私が原因不明の不育症でも出産できた理由を分析してみたいと思います。

 

私の体験が、次の方の参考になれば

結論から言ってしまうと、着床時に運命は決まっていた

4回の流産に加え、今回の妊娠ではバニッシングツイン(着床は2つ、つまり双子でしたが、1つは育たず)だったので、5つの命が着床したものの、お空に帰ったことになります。

生まれてきてくれた子と、お空に帰って行った子では、治療や体調など、何が違かったのでしょうか?

先に結論から言ってしまうと、流産した時の妊娠は、全て、初回検診から、週数なりの成長をしていませんでした。

生まれてきた命(長男、次男)は、最初から週数なりの成長。それ以外は、最初から、ちょっと遅く、それからスピードアップすることもなく、どんどん遅れを。

つまり、治療方法(漢方薬、不育症薬投与)や、妊娠方法(自然、体外受精)などで左右されるのではなく、全ては着床した時点で運命が決まっている

育つ受精卵は、育つ。

着床するけど育たない受精卵は、治療方法や妊娠環境に限らず、育たない。

原因不明の不育症でしたが、私の治療方法は「妊娠が継続できる受精卵率が低いので、妊娠数をこなして、結果を得る」しかないのでした。

結論を言ってしまいましたが、出産、妊娠、流産、治療方法の履歴を整理し、私の結論を裏付けしてみます。

 

スポンサーリンク

最初の妊娠(体外受精、第一子出産)

初めての体外受精で妊娠。妊娠経過中も順調で、第一子出産。

2回目の妊娠(自然妊娠、初期の繋留流産)流産1回目

妊娠しづらいと思っていたので否認していなかったら、第一子が10ヶ月頃に自然妊娠。

ただし、初診から経過が悪く、週数なりの成長をしていませんでした。かろうじて心拍を確認したものの、それは弱く、次の検診では止まっていました。

前回の体外受精での出産と違い、自然妊娠(卵子の質が悪い?)だから流産したのかもと疑う

3回目の妊娠(体外受精、初期の繋留流産)流産2回目

2回目の体外受精で妊娠。ただし、着床を確認後の初診から、すでに経過が悪く、前回同様に、週数なりの成長をしていませんでした。今回も、かろうじて心拍を確認したものの、それは弱く、次の検診では止まっていました。

前回の流産は自然妊娠だったので、体外受精だったら第一子の時のように大丈夫かと思いきや、体外受精でも流産。体外受精と自然妊娠で差がないのかもしれない。

4回目の妊娠(自然妊娠、初期の繋留流産)流産3回目

妊活をしての自然妊娠。ただし、初回の検診から経過が悪く、心拍を確認する前に繋留流産となりました。

海外での流産だったので、繋留流産が決定した後に、薬で中の胎嚢を排出。その組織を検査に出しましたが、特に異常はありませんでした。

この時初めて、遺伝子検査以外の、不育症を疑う検査をしましたが、特に原因は見つからず、原因不明の不育症ということに。次回妊娠の際には、予防策をしましょう程度に。

4回目の妊娠(自然妊娠、初期の自然流産)流産4回目、不育症治療

原因不明の不育症ということで、予防策ではありますが、不育症治療によく使われる「低容量アスピリン、ヘパリン注射」を使用。

初めて、経過を待つだけの妊娠ではなく、積極的に治療を加えたので妊娠継続に期待をしましたが、初期診断から、週数なりの成長が見られず。

過去の経験上、初回の検診結果が悪かったので、嫌な予感はしていましたが、次の検診を待たずに、シャワー中に胎嚢(週数なりの成長をしていない)が出てきてしまい、自然流産となってしまいました。

不育症の治療薬を使っても効果なし。第一子は無事に生まれただけに、何が原因で妊娠が継続できないか、本当にわからない。この頃から第二子を諦めることを不本意ながらも考えていました。

5回目の妊娠(体外受精、第二子出産)、バニシングツイン(流産?)、不育症治療、初漢方薬

最後の妊活として挑戦した、3回目の体外受精で妊娠。

第二子を諦めかけていたものの、諦めきれず、最後の妊活として挑みました。自然妊娠を待っていましたが、1年以上妊娠せず、日本に帰省したタイミングで体外受精。これで出産できなかったら、もう妊活は止めるつもりでした。

 

体外受精手術前に、保険対象となる漢方薬を飲み始める。

漢方薬は、日本から持ち帰る最大量3か月分をもらい、1日3回を2回に変更して飲みながら、妊娠7か月頃まで飲んでいました。

日本滞在の利を得て、海外では難しい漢方薬を取り入れ、できる限りを尽くします。

 

また、前回と同様に不育症治療として低容量アスピリン(手術日数日前から服用開始)とヘパリン注射(妊娠陽性が確認できた日から開始)を出産日直前まで継続。

幸い、私の暮らすスペインではヘパリンが保険対象となり1か月700円程度の薬代で済みます。それだからできた治療です。日本は、高いようですね。

今回は、母体の年齢が素手に41歳ということも考えて、2つを戻したところ、2つとも着床。

ちなみに、使用したのは、第一子妊娠の時と同じ凍結胚(36歳で採取)。

1つは最初から育ちが悪く、もう1つだけが週数なりの成長を。複数着床しても、一部が育たずに流産した場合は排出されずに体内に吸収される。なので、流産の処置は不要。

1つだけは、無事に週数なりの成長をし、途中経過で良好で出産。

同じ環境下でも、1つは育ち、1つは流産。私の体外受精の着床率は100%ですが、合計4つのうち、2つは流産。2つは出産。出産率は50%です。

 

妊娠中のごく初期は、漢方薬を処方してくれた医師の進めもあり、移植手術前からカゼインとグルテンを避ける食事を心がけていました。

ただ、妊娠10週ぐらいしか続きませんでした。この食事が、どれだけ妊娠継続に影響を与えたかは不明ですが、あまり関係なかったような気がします。

 

スポンサーリンク

原因不明の不育症。私の場合は、妊娠数で勝負するだけ

不妊症も辛いと思いますが、妊娠しても流産してしまう不育症も辛いですよね。

「神様は、失う痛みを味わうだけの妊娠を、どうして何度も私にさせるのだろう!」と思ったことが何度もあると先に書きました。

「その先に出産という希望があるのなら、この流産もプロセスと考えられるけれど、流産だけで終わらせないで!」とも思いました。

本当に、流産が続く時期は辛いことと思います。流産が続くと、妊娠しても失う恐怖心がとても強いと思いますが、妊娠しないことには、何も始まらないのも事実。

強い心を持てと言うのは簡単ですが、実際は難しいのもわかります。

もう、願うしかないですよね。

私が苦しんだ不育症。このブログを読んでくれた方が、出産できる日がくることを陰ながら願っています。神様、お願いします!!!

 

スポンサーリンク