最も多くの不育症患者を治療している青木医師ブログから「励まされる言葉」をピックアップ

 

4回の流産を経験し、現在、妊活中であり、不育症であるララです。

最近は、不育症や妊活に関するデータの検索魔なのですが、そんな中、見つけました青木産婦人科クリニックの医院長、青木医師ブログが大好きです。

ここでは、その青木医師ブログから、長い妊活を続けている方や、不育症の方の励みになる言葉や、治療のヒントとなる言葉をピックアップして紹介します。

 

コピペで、文章を紹介していますが、特に、私が好きなセンテンスは赤字にしています。

また、ピックアップしたブログ記事URLリンクを、右下につけています。

青木医師とは

ブログのピックアップを紹介する前に、もう少し、青木医師について紹介します。

青木医師は、不育症治療の第一人者であり、現役診療ドクターとして日本で最も多くの不育症患者さん(約40年間で4000例以上)を治療している医師だそうです。

名古屋が拠点のお医者様のせいもあり、海外暮らしの私は、つい最近、知ったお医者様ですが、不育症に関する書籍なども出版されていて、不育症治療界では、とても有名なお医者様です。

その青木医師は、流産や不育症に関するブログを発信しています。

 

その内容は、具体的な統計データ数字だけではなく、不育症であることの不安を和らげてくれる言葉であったり、不育症である私は、一気にブログを読み漁ってしまいました。

不育症の患者さん気持ち(つまりは私の不安や辛さなど)を、代弁してくれるような言葉に、涙を流すことも。

不育症の治療のほとんどは、身体的原因に対する問題へのアプローチが多くなっています。しかし、青木医師の場合は、精神的原因への治療(愛護的ケア)を大切に考えられています。

その治療アプローチは、ブログのはしはしで感じることができます。

実は、この愛護的ケアは、私が、最近注目している治療アプローチです。

それというのも「Tender loving care (TLC、愛護的ケア)が流産回避率(妊娠継続率)を向上させる」で説明している通り、実際に愛護的ケアを行った場合の流産率が下がり、妊娠継続率が上がるという統計データがあるからです。

 

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勇気を出して環境を変える

 

流産を繰り返したとき、
また、
体外受精の卵を移植しても
繰り返し失敗したとき、

何かに不信感を感じたら、
勇気をだして、
現在の環境を変えてみてください

繰り返す失敗には、
必ず何かわけがあるはずです。

もちろん、
偶然の運命による確率もありますが、

繰り返すごとに、
ストレスによる原因や
免疫の不具合による原因が
発生してくるのです。

ピックアップしたブログURL: 繰り返す失敗

 

ストレスは、流産率を高くすることが証明されています。

私の妊活において、健康な精神状態をキープするのが課題なのですが「勇気を出して、現在の環境を変えてみてください」と言う言葉に励まされます。

というのも、最近、私は、引っ越しをしました。

ストレスの大きな原因は、以前住んでいた土地と環境にあると思っています。小さな村暮らしで引き篭り気味、さらには義両親との同居。

義母は、嫌味を言うことなく、家事炊事に全部やってくれました。私は、恵まれた同居であり、文句を言いたいのは、私ではなく、義母だと思っています。

それでも、ストレスはストレスでした。その家に住んでいた1年半の間に、私は3回、流産しています。

現在は、以前よりも小さな家(アパート)暮らしですし、家事を手伝ってくれる人もいませんが、私はとても幸せです。

次の妊娠こそは、大丈夫と信じています。

流産による、夫の悲しみ

 

また流産、また死産した。
そのとき、
旦那さんのことまで気遣える人は、
たぶん、
ほとんどいないでしょう。

自分自身の喪失感、罪悪感で
いっぱいであったはずですから。

旦那さんとしても、
男として、
自分の悲しみは心の奥に仕舞い込み、
あなたを支えようと必死だったはずです。

ただ、旦那さんのなかには、
ご本人以上に
愛するわが子を亡くした悲しみから
立ち直れない人もいらっしゃるのです。

ご本人以上に
女性性が高く、
女性的なやさしさを持った人なのだと思います。

こんな場合、
亡くなった赤ちゃんのことを思い出し、
お二人と、もうひとりとの、
家族の時間 を
持たれることをお勧めします。

亡くなった赤ちゃんが
ご夫婦の絆を
より一層、強くしてくれますから。

ピックアップしたブログURL: 流産、死産、そして夫の悲しみ

 

前回の流産(4回目)で、初めて、大きく落ち込む夫の姿を、目の当たりにしました。

過去3回の流産では、私への気遣いが中心だったのですが、今回は、夫も、外からもわかるほど、落ち込みました。

知人の集まりにて、複数の出産・妊娠報告を耳にした私達は、とんでもなく落ち込んでしまい、無口になってしまいました。

 

家に帰った後、私達は、今回の流産について、初めてしっかり話しました。

夫が、初めて、流産への辛い気持ちを吐露してくれました。

夫も、辛そうにしている私を前に、彼の辛い気持ちを出せずに、辛かったようです。

私は、そこまで夫が辛く思っているとは予想外でしたので、話してくれたことに感謝しました。

 

2人で話し合った後は、お互いに、我慢していた辛い気持ちが解放でき、相手の辛い気持ちも理解でき、すっきりしました。

これからの妊活への態度も、とても前向きに、一緒に頑張る連帯感が強くなりました。

 

流産は、身体を傷めた女性だけでなく、旦那さんも心を傷めていること。忘れがちですが、気づいてあげてくださいね。

 

寄り添う心

不育症、着床障害の旦那さんへ

夫として、
どうしたらいいのか途方に暮れていませんか。

クリニックへは、
いろいろなタイプの旦那さんが来院されています。

グイグイと引っ張っているような旦那さん、
一緒になって不安そうな表情をされている旦那さん、
一見、冷静そうな旦那さん、
と、いろいろです。

そんな中で、
いいなあ~と感じた旦那さんは、

診察室で奥様が涙されたとき、
恥じらうことなく、
そっと奥様に寄り添って、
背中をさすってあげてみえました。

こちらも心の奥底で、
もらい泣きです。

肝心なことは、
言葉ではなく、
「寄り添う心」 のような気がします。

家の中では、
羽を伸ばさせてあげてください。
良い妻でなくてもいいようにしてあげてください。

その気配り、目配りが、
きっと、
ご夫婦の幸せを運んできてくれますよ。

ピックアップしたブログURL: 旦那さんへ

 

青木先生のおっしゃる通り、妊活を頑張れるのも、辛い流産を乗り越えるのも、夫の「寄り添う心」があるからです。

言葉よりも、心。

時に、無理して出した慰めの言葉は、本人の意図と関係なく、傷つけてしまうこともあります。

夫ではありませんが、私は、流産を伝えた義家族の慰めの言葉に、逆に傷ついてしまったことがあります。

なんの確信もない「次は、大丈夫だよ」と言う言葉は、結構、傷ついてしまうんですよね。だって、そんな簡単に言えるほど大丈夫じゃないのを知っている本人だから。

 

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辛いことも夫婦で話し合う

 

やさしすぎる旦那さんは、
不育症の治療からみると、あまりよくありません。

やさしすぎると、
たぶん、どうしても
「夫を父親にしてあげたい。」
「夫に赤ちゃんを抱かせてあげたい。」
と、自分を過剰に追い込んでしまうのではないでしょうか。

人生、努力だけではどうしようもないことも、
残念ですが、ありますものね。

ご夫婦で、つらいこともよく話し合い、
最後まで夢を持ち続け、
今の自分を大切にしてください。

今の自分を少しでも
より豊かにしようとしているならば、
そんなあなたは、
素敵です。

そんなあなたを旦那さんも誇りに思うことでしょう。

それぞれが自分の人生ですから。

 
ピックアップしたブログURL: やさしい夫に抱かせてあげたい
 
青木先生は「優しすぎる旦那さん」と書いていますが、続く文章から考えると「夫に優しすぎる奥さん」と言うことでしょうか。
 
辛いことも、よく話し合う。
 
知人の妊娠報告に対する、嫉妬心の愚痴だって、良いと思う。
 
私は、流産の回数が増えるほど、他人の妊娠報告を喜べないのが本心です。
 
 
前述の通り、前回の流産で、私達夫婦は、初めて、お互い(私だけではない)の辛い気持ちを語り合いました。
 
その後、夫婦の絆は強まったと思いますし、妊活だけに振り回される(特に感情面)ことない人生の幸せを見つけることに積極的になったと思います。
 
妊活の不安で頭がいっぱいだと、近くにある幸せを見過ごしてしまいそう。
 
子供を授かること以外にも、小さな幸せが、たくさん近くにあります。
 
妊活が原因で、仲が悪くなる夫婦もいるようです。
 
子供は幸せを運んできますが、子供だけが幸せではありません。
 
家族の核となる、夫婦の関係が良いことこそが最大の幸せではないでしょうか。
 
そんな、絆の強い夫婦の元に、赤ちゃんが訪れてきてくれたら、嬉しい気持ちは100倍ですね。
 

不育症治療のヒント

 
よく間違っている行動として、

妊娠すると、体をできるだけ動かさずに、

いわゆる極力、安静に安静にされている人が

よくいらっしゃいます。

旦那さんも協力して、いつもの家事すら、

ひかえられている人がいらっしゃいます。

不育症の安静療法とは、主に、

心の安静を保つことと考えます。

 
ピックアップしたブログURL: 妊娠初期だからこそ夫婦のスキンシップを

 

「愛護的ケア」について、最近、関心が高いと先述しました。

私は、次回妊娠をした時には、とにかく、心のケアを最優先したいと思っています。それを、青木先生の言葉で再確認したのでした。

 

流産を2回経験した後は、妊娠の度に不安でした。

また、その当時は、生活環境などのストレスも絶対にあったと思います。

前回の妊娠では、初めてのヘパリン注射とバイアスピリン治療をしたのですが、それでも流産してしまったので、私に残されている治療アプローチは、薬治療と合わせて、健康なメンタル維持だと思っています。

 

今を愛しむ

 

「末期の水」って聞いたことありますか?
死にゆく者に対して、家族がその口元を
水でうるおしてあげることを言います。
仏典由来のことばですが、
死者との心の交流の儀式のひとつです。

最近、偶然に
「末期の眼」 という言葉を聞きました。

その時は何も意識していませんでしたが、
今もずっと心に残っています。

芥川龍之介が最初に書いて、
川端康成が気に入った言葉らしいです。

人は日々の生活に追われ、
日々の生活がこのまま続いていくと
漫然と思いがちですが、

たとえば 余命一年とわかったとき、
考え方も感じ方を一変するはずです。

普通の事がすごく愛おしく、
今までの不安や欲望が
たいしたことではないように思えるはずです。

ピックアップしたブログURL: 末期(まつご)の眼

 

妊活に対するヒントと言うよりは、生き方のヒントだと思いますが、青木先生のように、私も「末期の眼」が、ぐさりと心に刺さりました。

最近、父が熱中症で入院しました。

仕事から帰宅した母が、部屋で動けなくなっている父を見つけた時は、かなり危ない状態だったらしく、救急車で運ばれました。

買い物などで遠回りをして帰ってきたら、命さえ危なかったかもしれません。

現在の平穏は永遠と思えますが、好ましくない変化も含め、急に状況が変わることがあるかもしれません。

末期の眼を持って物事をみると、確かに、普通のこと(家族が健康だったり、平凡な毎日)が愛おしく、大切に思えてきます。

そして、この小さな幸せこそが、とても大きな幸せであることに気がつかされます。

何かを残すためではなく、自分の人生を生き抜く

 

さんざん頑張ってきた方でした。
運命的な事も重なって、
最後の治療でも残念な結果に・・・。

いろいろと、お話しさせていただきました。
そのなかで、
「産んでみたかった」 と。

この想いが言葉になったとき、
涙があふれ、
声をつまらせ、泣き崩れてしまわれました。

だれにでも辛いこと、いっぱいあります。

何かを残すためにではなく、
「自分の人生を生き抜いた」 と、
最後のときに言えるなら、
最高の人生ではないでしょうか。

ピックアップしたブログURL: 産んでみたかった

 

最初に赤字をつけた部分「産んでみたかった」

この言葉は、気持ちと同感してしまい、思わず涙が出てしまいました。

 

私は、2人目不育症なので、1人は産んでいますが、それでも「2人目を産んでみたい」と言う気持ちは強いので、「産んでみたかった」と言われた患者さんと同じ気持ちです。

 

ただ、青木先生の書かれているように、人生は何かを残すためではないのかもしれませんね。

 

過ぎたことは過ぎたこと。後悔しない

 

あの時、無理をしすぎたから。
あの時、・・・・・。

現実は本当に迷うことが多く、
後悔することが多いですよね。

人間は弱い生き物です。
そのときの状況に流され、
後になって、
悔やむ。

あなたにとっても
いろいろあったことと思います。
これからも、
もっと
いろいろありますよ。

<中略>

私は、60歳になって、
「人生は決して後悔しないこと」
という考えを強く持っています。

後悔しても何も始まりませんものね。

過ぎたことは過ぎたことです。
そのときは、
自分の意思で
自分はいいと思って行動したのですから。

後悔せずに。
いつまでも後悔せずに。

今まで一生懸命、生きてきたのですから、

無理にでも、
無理してでも、
今までの自分に満足し、
これからの自分に夢を持ちましょう。

人生、よくばって、幸せに過ごしたいから。

ピックアップしたブログURL: 人生は決して後悔しないこと

 

「こうすれば、良かった」「どうして、こういう結果になったのだろう?」

私、過去で後悔することがいっぱいです。

 

でも、その時は、ベストと思って行動したのだから、過去を後悔しない。

過去の後悔から学ぶことはできても、過去はそのまま。変わらない。

今できるのは、未来を歩むことだけ。

 

過去をグジグジ言いたくなるけど、本当に、何も生み出さないというか、負を生み出してしまう。

だから「無理してでも」自分の過去を認める。

過去の自分を褒めてあげる。

 

私ね、辛い時は「いつか、この辛い時があったから、今の私がある」と言える日が来ることを信じています。

でも「その辛い時」の真っ只中にいる時は、暗闇の中を歩いているようで、光の筋さえも見えない。

でも「止まない雨はない」「上がらない太陽はない」と信じて、いつか気がついたら、光の中から暗闇を見下ろしている日が来ると信じています。

 

前向きなことを書いていますが、もちろん過去を後悔したり、不安に押しつぶされてネガティブな気持ちになることはたくさんあります。

そういう時は、青木先生がいう通り、無理してでも、過去を認めたり、明るいことを考えないとね。

 

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makana

妊活にはメンタル維持が大切

青木先生のブログには、他にも紹介したい言葉がありますが、たくさんありすぎるので、この記事のアクセス数を見つつ、好評のようでしたら、第二弾を用意します。

長い妊活、そして不育症治療って、メンタルが一番、辛いですよね。

私も、不育症妊活の真っ只中ですが、とにかくストレスは大敵です!!!

意識的にストレスを作り出さないように、よく笑い、深く考えて落ち込む時間を無くすためにも、ドラマや映画を見たりしています。

 

最近のおすすめは、今更ながら「コウノドリ」です。

出産をお花畑な側面だけではなく、死産や流産、未熟児や障害、出産してくる家庭環境が整わない赤ちゃんなどから描いている、漫画が原作のドラマです。

妊活や出産をしていると、とても身近に感じるトピックですし、特に妊活が長い方や、死産を流産を経験した方には、ドラマに共感するシーンが多いと思います。

「コウノドリ」については「「帝王切開後トラウマ」だった私を、立ち直させた言葉」にて、私の帝王切開トラウマの話とからめて、紹介しています。

 

 

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